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本日の遊行メモ #002

とある場所で法螺の稽古
車を停めて少し歩いて、いつもの場所へ。
起伏があり、行きは上り、帰りは下り。

「歩く」という行為はじつに奥深い。
平地や上りは気にならないが、下りの足運びがぎこちない。
足の爪先から下ろすか、踵からか、いろいろ試すがいまだにしっくりこない。

法螺は、カラダの中心からの呼吸をあくまで自然に通していく。それが最も大切なように思う。 カラダの中心と貝の中心が一致すること。 物理的なものではなく、貝と自分がひとつのまとまりになり、この世界とも一体となること。 法螺はこの宇宙と自分が繋がっていることを実感するための法器だと思う。 その点は和太鼓も全く同じだと思う。

バランスボードに乗ってスクワット。
カラダの位置を上下させると、重心があちこちに動き回る。
が、それにかまわずに続けると、ブレが少なくなってくる。
カラダの適応力にいつも感心する。

バランス下駄を履いて、稽古場を少し片付け。
フラフラしながら、これもまた、その事に構わず片付け。
すると、いつの間にか下駄を履いていることを忘れる。フラついているのは分かっているが、それも含めて〝普通〟になっている自分を発見する。
下駄が自分の一部になってしまったようで愉快だ。

下駄で太鼓を打つ。 ハダシで太鼓を打つ。
リズムマシンに地打ちをまかせ、それに乗って太鼓遊び。

カラダが安定すると、リズムは安定する。
打ち出すリズムは、自分の体の動きの反映。
だから、当たり前といえば当たり前なのだが、実際にできなかった動きやリズムが、直接その練習をしなくてもできるようになったり、楽に動けたりすることに、まいど感動する。 

毎次毎日、変化と発見がある。
ここに、ワタシだけの真実がある。

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佐藤健作公式WebSite http://tihayable.jp/
Demonstration Movie https://vimeo.com/72881288

舞台作品 Digest Movie
Kensaku Satou 和太鼓奏者 佐藤健作 / 鈴木弘明 監督作品集https://www.youtube.com/playlist?list=PLqBkVPZ04p4PEd2bXt8mtg-0bcY6HmMP1



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