5月4日 ラムネの日

咥え込むような姿に欲情する。

「ほら、お前も」と差し出され、初めてのそれを両手で包む。

壊れ物のようにそっと。
そして、口元へ。

喉に甘い刺激。
癖になる刺激。

跡をひきながら離した唇の残滓を舐めとる。
甘い。
もはや、甘いばかりの。

からん、とビー玉が小さく音を立てた。

#記念日BL #小説 #短編小説 #超短編小説

ワンコインのサポートをいただけますと、コーヒー1杯くらいおごってやろうかなって思ってもらえたんだなと喜びます。ありがとうございます。