12月20日 霧笛記念日 4 佐原チハル@趣味小説置き場 2014年12月20日 15:43 少しずつ身の削られていく視界の中で、聞こえるものは君の声だけ。波にもまれ左右もわからず、このまま沈んでいけるなら、きっと楽になれるだろう。「***」僕を呼ぶ声。億劫さに息が詰まる。それでも声が聞こえたから。僕も空気を吸い込んで、もう一度喉を震わせ君を呼ぶ。***※霧笛は、視界が悪い時などに危険を回避するため、大きな音を出して船に灯台の位置を知らせるもの。 #記念日BL #小説 #短編小説 #超短編小説 ダウンロード copy #小説 #短編小説 #超短編小説 #記念日BL 4 ワンコインのサポートをいただけますと、コーヒー1杯くらいおごってやろうかなって思ってもらえたんだなと喜びます。ありがとうございます。 サポート