3月27日 さくらの日

桜は散るものの象徴だし、桜の下には死体が埋まっているし、桜に魅入られた恋人は桜に攫われてしまうものだ。

そんなルールを思いながら、今年も僕は蕾むピンクをゆっくりと見上げる。

手をつなぎ、隣にいるのは君。

来年も再来年も、きっと毎年喪われ、違う誰かとこうして僕は。

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