Neo.pauciflora〜安価でよく育ちよく伸びよく増える原種〜
ネオレゲリアのイメージ、
ロゼット状に広がる葉っぱと小さな花
そして、結構大きくなる
そんなイメージを持っていたけど、
このパウシフローラは小型で
そんなに葉も広がらず、タンクブロメリアをあまり知らない人ならビルベルギアやエクメアと間違う人もいるかもしれない。
Neoregelia pauciflora (原種)
自生地はブラジルのエスピリトサントのサンタテレーゼ近郊との事
葉は緑だが薄いトリコームというかワックス的な半透明に覆われ縞々模様みたいになり、
黒の斑点が筒の内側から外にかけてポツポツと出るのが特徴。
成熟するとストロン(ランナー)を複数出して、子株を複数同時につけやすい。
僕の元にきた本種は最初から子株になるストロンが3つ生えていたが、一年で合計4株になり、それぞれの株にストロンが複数出ており、今年中に12株になる見込みだ。
ネオレゲリアの中ではファイアボールと同様に日本ではかなり流通しており、オークションやフリマサイトなどで2000円も出せば手に入るだろう。
色もなく、あまり面白味の無いネオと思う人もいるかもしれないが、陽に当てて引き締めてぶっとく育てると中々迫力ある株に育つ。
パウシフローラは同じものでも、
幾つかフォームが異なるものがあり、コレクション性もある。
倍近い大きさになる
'Large form'
全体が白いワックスに覆われ薄い白さが際立つ
'Scurfy form (White clone) '
ノーマルの物と、この2種が日本では流通している。どれも基本的にノーマルより多少高いぐらいの値段で流通しておりわりかし手に入りやすい。
Scurfy formについては species nurseryさんでたまに出ているのがとてもカッコいいが、なかなかタイミングが合わずお迎えできないでいる。
他にも、ストロンを長〜く伸ばし、葉がノーマルのものよりも黒っぽくなる'Long stron'
同一か不明だが通称'Black form'というのも黒くなるタイプらしい。
日本では僕は見たことがないが、
'Red'と'Yellow'もあるらしい。
Redについてはファイアボールとの交配で、
Yellowは交配ではないかと言われているが不明。
wilsonianaという、パウシフローラと少し似ている小型のネオがあり、それとの関連性もあるんじゃないかとも。
RedとYellowは以下参考(英語のサイト)
Bromeliad Cultivar Register (6232)
Bromeliad Cultivar Register (6233)
僕の所では、
ノーマル
ラージ
ホワイト
ロングストロン
の4種類のパウシを育てているが、
ノーマル以外はまだ小さく成熟していなかったりするので、特徴がはっきりした時にまた記事にしようと思っている。
ちなみに、パウシは2号ぐらいの小さなポリ鉢に植えたままで構わないが、
群生していくとバランスが悪くなるので、
その時は大きな鉢に植え替えるか、吊るすのが良いかもしれない。
こんなに増えて成長も早い為、育てて楽しいが、
子株出し過ぎだからか、開花はまだしていない。
開花もした時は記事にしようと思う。
用土は水捌けが良ければ何でもいいんじゃないかと思ってるが、
うちで水苔植えしている。バランス悪くて倒れた時に土がこぼれるのが面倒なのと、水苔が好きだからである(親株の方は2号ポッドでは完全に自立しなくなってしまったので、水苔ごと大きい鉢に植え替えた)。
放置して水苔カサッカサのカラッカラのカチッカチにすることが良くあるが問題なく、うちの環境では夏場も無遮光で葉焼けは(殆ど)しなかった。
それにしても、本当によく水苔が乾くから、もしかしたら根っこからめちゃくちゃ水を吸っているのかもしれない?と何だかふと思った。
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