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磐梯山ウルトラマラソン!

2022年06月05日(日)。
私にとって、2022年上半期最大の目標である「磐梯山ウルトラマラソン(100kmの部)」のレースレポートです。

もう、待ちに待ったという感じです!!

しかしながら、2週間前から突然の「不眠症」に!
最初の5月22日(日)から4度も入眠障害に陥ってしまいました。

さてレース前夜はどうなったかといいますと・・・

睡眠時間0分 (TT)

20時に布団に入ったものの、なぜか眠れず。。。
前日は、夜に確実に眠くなるように、4時半に起床し、昼寝をしたいのも我慢したのですが、これだったら前日遅く起きて、昼寝をした方が良かったですわ。繊細な「ナイーブ・ハート」に分かれを告げたいっす(自分で言うなー!)。
確かに「不安」や「心配」が無いというのは嘘になりますが、心はそこそこリラックスしていたはずなんですが、カラダは正直だったということでしょうか。もう途中であきらめて0時45分に布団から出て、2時半に迎えに来てくれる友人を待ちました。

これで、新潟マラソン、ぐんまマラソンに続き、3度目の完徹RUNとなりました。

この遊びを「徹RUN」とでも名付けてしまいましょう!!
良い子はマネしないように!

5時レースSTART

3時半前には、アルツ磐梯スキー場(現:星野リゾート)に到着。

車を降り、バスでカメリーナに向かいました。
このバスの中で寝ようとしましたが、ここでも寝れず・・・。
もう、根津甚八と呼んでもらってもいいですよ。

会場に着いてからは、妻の愛情おにぎりやバナナなで糖質をチャージし、トイレを済ませて、レース開始の合図を待つだけ。

あ!という間にスタートの5時。
少々肌寒い中、ついに走り始めることになりました。

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序盤10km

序盤10kmは平坦コース。

前半5kmまでは、睡眠不足によるものなのか、頭痛がしていて、さらに足取りも重い!!

とはいえ、予定通り、1キロ平均6分30秒ペースでラップを刻みました。

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7~8km地点で訪れるランナーズハイの後は、いつの間にか頭痛が軽減されていき、10km過ぎでは根津甚八さんのことはすっかり忘れて、自分の走りに集中できてきたように思います。

峠、峠、峠!!!

11km過ぎからは、いよいよ「峠」が待ち受けていました。

秋元湖に向かう途中で1峠。
秋元湖から桧原湖に向かうまでで2峠。

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この2峠を超えた段階での「脚の状態」が1つのポイントだったのですが、脚に疲労感は無く、まだまだ余裕な状態でした。

まあ、傾斜の激しい所は、迷わず歩きましたからね。
選択と集中。とにかく1歩も止まらず、先を目指すこと。
「おしっこ」と「靴ひも結び」以外は立ち止まらないというのをモットーにして、峠と向き合いました。

秋元湖のところでは、妻の親友がボランティアで参加しており、そこでいただいた「ナイス、ラン!」という言葉にどれほど救われたことか・・・。

恐怖のゴールドライン

35km地点のエイド「休暇村裏磐梯」に到着。
この時の時間が9時(スタートから4時間経過)ちょうどで、65km走のレースのスタート時間でした。65km走は、このエイド地点がスタート地点だったようです。つまり、100km走と65km走のランナーは、同じゴールを目指すことになるわけですね。

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思わず65km走のランナー達と一緒に走りそうになりましたが、ここでは「コカ・コーラ」をいただき、いったん息を入れることに。
敷地内のキレイな芝生を見ると、そこで仮眠を取りたくなってくるのですが、「根津甚八RUN」を最後までやりきる使命が私にはあるんです!!!

仕切り直しで、35km地点から再スタート。
今度は65km走ランナーとも一緒に走ることになり、人が多くなりました。

41km地点からは、このレース最大の「峠」が出現です!

ゴールドラインのコースで、41kmから46kmの間の5kmが登り坂。
あと2km加えて「登り坂48」にしたいくらいです。

ずっと登りっぱなし。

もちろん、歩きました\(^o^)/

何事も緩急が大事です。まだ半分も走っていないところで、脚力を削るわけには参りませんもの。

しかし「登り坂48」の人気はここまで。

ピンチの後にはチャンスあり。登りの後には下りあり。
下り坂は、一気に走り切り、タイムを短縮することができました!!
これも戦略の1つですよ。

55kmエイドで勝利を確信!

下り坂を駆け抜けると、ついに55kmのエイドに到着です。
55km地点は、朝3時半に車を駐車した場所の「星野リゾート」さん。

オプションとして、ここに事前に荷物を預けておいて受け取ることと、ここで不要な荷物を預けてゴールに運んでもらうことができたのですが・・・。
私はどちらのオプションも選択せず、このエイドでは、スポドリとバームクーヘンをいただいて、すぐに立ち去ることに。
ただただ時間を大事にしたかったのです。

タイムの方は、55km地点で「6時間40分」。

いける!!

残りフルマラソン1回を「8時間20分」で走れば完走できると、朦朧とした頭で計算してみて、そう確信しました。

とはいえ、少しでも貯金を作るために、平坦なコースは、とにかくゆっくりでも走り、前に進む選択を取っていきます。

猪苗代湖サイクリングロード

国指定重要文化財「天鏡閣」のエイドに向かう途中に、まさかの隠れ峠がありました。

林のトンネルのような峠。
強い日差しからは、肌を守ってくれましたが、道路は舗装されておらず、地面を気にしながらの峠RUN。

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ここでも、ほぼほぼ歩き、ついに「天鏡閣」に到着です。

ここのエイドでは、バナナがあり、一気に体力が戻った感覚がありました。
こんなにもバナナって美味しいんですね!! そんなバナナって感じです。

天鏡閣に分かれを告げて、あとは国道49号戦を郡山方面に向かって走ります。

4~5km走ったところで、猪苗代湖方面に向かい、そこから猪苗代湖をなぞるようにRUN。「イナイチ(猪苗代湖一周)」でおなじみのサイクリングコースでした!!!

このコースが、走っていて一番気持ちが良かった箇所!

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湖から受けた心地いい風。
優雅に釣りを楽しんでいるおじさん達。
このコースは、ほとんど歩かずに、走ることを楽しむことができました!

あの日見た景色

82キロ地点はヨークベニマルのエイドでした。
ここでは「甘いどらやきちゃん」のご提供あり。
10キロごとに摂取してきた「オルチニン」「グルタミン」のお陰で、私の胃腸はまずまずの状態。ペロリと美味しくいただくことができました!

ここまでくれば、完走は90%以上間違いないでしょう。
余力もありそうに感じます。

しかし、この「磐梯山ウルトラマラソン」の恐怖は、最後の最後にもスタンバイしておりました。

最後は「猪苗代スキー場」の峠があるんでした!!!
(前回、試走RUNで経験済み)

最後の峠も、お得意の歩きで乗り越えようと思い、坂を登りはじめたのですが、1歩1歩歩くたびに、ふくらはぎに痛みが走るようになりました。

85km地点。ついに私のカラダも限界点に達したのでしょうか。

何とか痛みに耐えながら1歩ずつ。
ただし、決して立ち止まることはしません。。。

91km地点。最後のエイド到着。
ついにこの日始めて腰を下ろしました。

休むためではなく、ふくらはぎに「エアーサロンパス」を発射するためですよ!!! 最後の9kmを走り切るために!!

超キモチー!

じわじわと、わずかでも脚が元気を取り戻していーく✨!!

ラストスパート→感動のゴール!

サロンパス効果もあり、ラスト5kmは、ほぼキロ6分前半で走り切ることができたんですね。

もっと早く噴射しておけば、良かったですよ!!!

このラスト5kmが今日一番の走りだったかもしれません。

そして、いよいよゴールへ。

徹夜での13時間走もいよいよフィナーレ。
怪我をしてしまう、脚を攣って歩けなくなる、などの最悪の事態になることは杞憂に終わり、東京マラソンの大迫さんのレース後のガッツポーズを真似してゴールイン!!

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ゴール地点には、妻も来てくれていて(お迎えです)、感動のご対面。
ハグをすることはなかったですが、兎にも角にも感謝の気持ちで一杯です!!! 

達成できた3つの要因

はじめてのウルトラマラソンのチャレンジで、完走できた理由は3つあると思っています。定番のスリーチョイスですね。

1.コーチをお願いして、勇気づけによりポジティブな感情を引き出してもらった

1月から約5ヵ月間、東京のコーチに「勇気付け」をしてもらっていたことで、最初は無理だと思っていた気持ちが、いつの間にか「いける!」に変わっておりました。
オンラインのZoomコーチングでも「勇気付け」は可能なのですね。
さらに、週に1回は必ずメッセージをいただけたことでモチベーションの向上につながり、また自分でコーチに宣言したことは、必ずやり遂げるように習慣づきました。

2.ウルトラマラソン練習のバイブルを決めて、そのやり方に100%従って練習できた

このnoteでは何度も登場したと思います。
この赤本のサブ4.5の練習を忠実になぞってきたことで、走力を高めることができました。まさに「守破離」の「守」の大切さを今回、またも痛感したところであります。

3.「100km走るよ!」と周囲の方々にパブリックコミットメントできた

最後は、コーチからの助言を実践。
たくさんの人に「100kmのレースに出て、完走するよ」と言いまくれ!と言われていました。
「あんたならやれるよ!」と言ってくれる人が1人でも多くなることで、達成度が上がると教えられました。

幸いなことに「お前には無理!」とダイレクトに言われることは無かったですが、周囲に宣言したことで後には引けない気持ちになっていたのですね。

今後、どこに向かうか?

レースから5日が経過し、やりきった感があります。

しかし、怪我もなく(疲労感はかなりあり)、いつでも走れる準備はできています。

夏の期間は、少し息を入れるとしても、秋にはあらためて「リアルマラソン大会でサブ4」を目指していこうと思っています。

その先(2023年)には、いまだ出走できていない「東京マラソン」もしくは「いわきサンシャインマラソン」が待ち構えています。

フルマラソン2連戦で、このnoteの目標である「サブ4」を必ず達成します!

次回はコーチ無しで、今回学んだことを活かしながら自力で決めたいと思っています。

さあ、次の扉を開けるとしますかぁ!!!!!!!!

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