「誰かのため」に走るということ
2015年夏から走ることを習慣にして、今年で丸6年になります。
正直言って、ずっと自分のために走ってきました。
もちろん、自分自身が走ることで健康的になり、様々な側面で好影響を与えたことで、間接的には「家族のため」になっているとは思ってはいます。
とはいえ、毎回ジョギングするたびに「よし、今日も家族のために走るぞ!」とはなっていません。
結局、自己ベストのタイムを出すために、躍起になったりしています。
しかしです。
先週の息子らのスポ少の野球練習で、はじめて自分の足が人のために役立つことになったのです!!
想定外のことでした。
2月20日(土)
2/20に小学校のグランドに来てみると、ドロドロでとても通常の練習ができる状態ではなかったので、急遽、学校の周り(外周)を10周することになりました。
その中に混じって、俺も走ることに。
俺がRUNを趣味にしていることは周知の事実。みんなで一斉に走るということは、ある意味、各人の競争心に火を着ける形となりました。
その中でメラメラと燃えていたのがキャプテン(小5)。
彼は、マラソンを得意としているようで、昨年の持久走測定では、1.2kmを4分20秒で、学校全体で1位の成績だったらしいのです(つまり、6年生よりも速い!)。
「たいぞーさん(仮名)に絶対勝つ!」と開始直前に宣言されました。
おぉ~!! のぞむところだぜ!!
てなわけで、外周10周RUN(約5.5km)がスタート!
俺はハイペースのキャプテンをマークし、7周目までは食らいつくというレース展開。
これがかなりのペースで、正直ギリギリ、付いていけたといったところ(1キロ4分30秒~45秒ペース)。
レースは8周目に動き出しました。
キャプテンが、いきなりペースアップしだしたのです。
さすがに付いていけず、みるみる離されてしまいました。
「勝負あったかぁ」と思っていたのですが、急に飛ばしすぎたことによる弊害があったのか、キャプテンのペースが落ちてきて、射程圏内になってきました。
俺は一定のペースを維持していたので、9周目で逆転に成功!!
10周目では差を広げて、1位で勝利をつかんだという話でした。
(小学生相手に大人気ない、とは言わないように!)
レース後、キャプテンが一言。「次は絶対に勝つ!」
翌日、彼のお父さんから聞いた話によると、「今日はたいぞーさんがいてくれて、良かった」と影褒めしてくれていたらしいのです。
嬉しいじゃありませんか(涙)。
この瞬間、自分の走力が、直接的な形で初めて実を結んだという感覚が沸きましたね。
まあ、あと数ヶ月もすれば、簡単に逆転されるのは目に見えていますが・・・。
2月27日(土)
一転して今日は、3チームに分かれての別メニュー練習。
俺は開成山公園の球場周りを1チーム5周という練習メニューのサポート。
個人的には、15周走ることになります(3チーム×5周。合計12km)。
1チーム3~4名と、雑談をしながらのRUN。
俺の課したテーマは、みんなでゴールすること。
今回は競争ではなく、走ることが苦手な仲間のペースに合わせるという気持ちを少しでも感じてほしかったのです。
ペースは、チームごとに異なりましたが、各チーム個性があって、そのチームに合わせたランニングができました。
すれ違う高校生に、どちらが先にあいさつをできるか対決というゲームを勝手に作ったのですが、高校生の挨拶の速さに脱帽したのは、彼らにとっていい思い出となったはずです。
まとめ
人に頼られるというのは、やはり嬉しいものです。
野球チームなのに「野球」で頼られないのは残念ではあるのですが、今現時点の自分の走力という武器があって、本当に良かった、良かった。
3月に入ると、雪が積もったりすることもなくなり、ましてや練習試合も始まってくるので、RUN練習の出番は無さそうですが、先週と今週の大切な気付きを綴っておきたいと思いました。
キャプテンとの戦いに挑めるように、準備しておこうと思っています。いつでも最高のプレイができるように・・・。そして、次も全力プレイで、必ず勝つ!!
最後は、貴さんの名セリフで締めたいと思います。
I play to win !!!
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