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平和ボケ。それでいいんじゃないか。【旅日記】

ヨハネスブルク空港で一晩。相方と。その経緯は前回までのnoteに。

「で、あんたどんな人なの」

さっきまでスマホいじって無言だった相方に急に聞かれて、どんな人って言われても、ぱっと答えられなかった。しっかり話すなら長くなるし、ちょこんって話すなら日本で学生してます、だし。0か100の極端な思考がここででる。

「なんか質問してみて」

って気がついたら答えてて、なんて他力なんだ!振り返ってみても、自分の紹介くらい自分でしろよ!と思う。過去とか未来とかなんだかんだ重きを置いてなくて、今を生きてるから、そういう質問されると正直、「うーん、見て感じて^^」って言いたくなる。意地悪とかじゃじゃなくて。

「兄弟とかいんの」

あ、そういうこと聞きたかったのね。そういうことを話始めた。たぶん、何でここきたの、とか日本では何してるの、とかにもちゃんと答えたと思う。でも、話してる途中になんだか恥ずかしくなったことは良く覚えてる。相方は、スーダンからここへ来ていて、ビザ取るのも大変だったらしくて将来は国際連合で働きたいって本気で思ってて、それでいてまだ年下だった。遠いとはいえ日本からビザなしですいすいとここへ来て、こんなみんなが来たいと思うチャンスをゲットしてそこに来てまで私の夢?なんだろう?具体的なものはとくにないなあ。と。私何してるんだろうってなった。日本は生ぬるいとか、平和ボケだの、本当にその通りだなあ、夢とかなきゃだめなのかなぁやっぱり、って。

ーー

当時はすごく考えさせられたけど、今の私からすると、別にそんなに人と比べて落ち込まなくていいんじゃない、Tiger-MにはTiger-Mのペースがあるんじゃない、ってただそう思う。今は、夢があるとかないとか、どっちでもいいって思う。自分の人生を幸せにしようと主体的であるならば。Tiger-Mも具体的な夢は特にないけど、どんな時に自分が楽しいかとか幸せかとか没頭できるかとかはわかったので、抽象的な夢は自然とできた。他人を少しでも幸せにしたいっていう夢。他人が幸せな時、私も幸せだって気がついたから。だから結局自分のために書いてるんだ、きっと。今日もこうしてせっせとノートを書き、カジュアル相談に寄せられるメッセージにお返事を書いたり。そういうのが全部、自分の夢につながっていってる感覚がある。全部そこにあるね。書けば書くほど私の周りがより幸せな空間になるという好循環。楽しい。平和ボケだからこそ、そういうことができてる。ありがとう。平和ボケの中からだこそ、世界が平和になりますようにと愛を届ける。私にできることをもくもくと。というか、平和ボケってなんだ?平和の中で平和が当たり前だと思ってしまうって、そんな幸せなことある?

あれ、気がつけば私、旅で何があったんだ?ってくらい成長させてもらってるじゃん...ありがとうございます。

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