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「情熱プログラマー 第一章『市場を選ぶ』」を読んで

これまで自分のキャリアをどうしたいか深く考えておらず自分はIT業界でこんなことをしたいと具体的なことを考えたことがありませんでした。しかし本書を読み、開発者としてどんな生き方をすればよいか影響を受けました。
この記事ではどうすれば優秀な開発者になり、幸せな生き方ができるのか短くまとめました。

1. 先ずるか、やられるか

どの採用曲線を狙うのかという話。
新しい技術を勉強すればライバルも少なく成功すればリターンが大きいが失敗する可能性が高い。古い技術はその道の技術者は大勢いるのでそこまで大きなリターンは得られない。僕たちはどの技術を勉強するべきなんだろう。
一番良いのは均等に分散していること。均等に分散していれば上手く立ち回ることができる。

2. 需要と供給

需要と供給のモデルからどの技術をどんなふうに身につければよいかという話。
どうすれば価格競争に巻き込まれずに済むのか。それは
・確実な仕事でも高いレベルの仕事で競争する。
・市場の不均衡を使いオフショア企業が狙わないようなところに行く。
どんな力が働いているのか理解し立ち回り方を考えるのが大事である。

3. コーディングはもう武器にならない

これまではどのテクノロジに投資するかといった話だったが、それだけでは不十分だといった話。
結局テクノロジだけであればお金を払えば別の人や企業が請け負ってくれる。それより大事なのは自分の企業や業界を熟知していること。

4. 一番の下手くそでいよう

自分より優れた人と一緒に仕事をしようという話。
人はどんな仲間と一緒にいるかで腕を上げることもあれば落とすこともある。また腕のいい人は評価の低い人と仕事をしたがらない。
どうすれば腕のいい人と仕事ができるのか考えなくてはならない

5. 自分の知性に投資しよう

自分から新しいものを追い求め続けようという話。
良い人材は新しいものが好きで変化を追い求める。
主流でないテクノロジと方法に親しむことで自分自身を高め有能な人間になることができる。「機会がないからやらなかった。」と言い訳するのはだめだ。機会は自分でつかむものなんだから。

6. 親の言うことは聞くな

保守的なキャリア選択はやめようという話。
勝利者はいつもリスクを冒すものである。不安に根差したキャリアプランは安全ではあるが面白くない。面白さがなければソフトウェアの仕事で情熱を持つことなんてできない。

また、転職は悪いものじゃない。いろいろな環境で多彩な成功と失敗を経験した人を採用したいはず。不安に飲み込まれず、リスクを冒してでも自分が面白いと思えるようなキャリア選択をするべきだ。

7. 万能選手になろう

特定の役割や技術に規定せず汎用的な存在になろうという話
万能選手はめったにいない。だがそこに価値がある。例えば、アプリケーション開発者でもデプロイ先のプラットフォームのことを熟知している開発者はめったにいない。アプリだけではない、3節で言っているようにビジネスとITの間の垣根も取り除かなくてはならない。もし注目されたいなら汎用的な存在にならなくてはならない。

8. スペシャリストになろう

スペシャリストのあるべき姿って何なんだろうという話
他のことを知らないから自分はその分野のスペシャリストと名乗っているだけではだめ。
・プログラムが実行されているとき裏で何が行われているか知っている人
・いつ遭遇するかわからないような問題を解決できる人
そういった人こそスペシャリストと名乗ることができる。

9. 自分の人生を他人任せにするな

何になりたいと聞かれたとき、
特定の企業に作られたテクノロジの上にキャリアを築こうとしてはダメ
しかし個人でやるのもリスキー。キャリアの方針を変えるのが労力的に困難だ。概念やパターン、アーキテクチャを理解することが賢明である。

10. 愛せよ、さもなくば捨てよ

自分の仕事の分野で秀でた存在になりたいならどうするかという話
そういった存在になりたいなら自分の仕事に情熱を注ぐことが大事。何故自分がIT分野にいるのか自覚を持つこと。良い給料もらえるから、周りに勧められたからといった人とテクノロジが好きで熱中している人とでは明らかにパフォーマンスが違う。

まとめ

いわゆる優秀な人材になるには
・自分が成長しやすい環境を整える。
・アンテナを張って変化に対応する。
・自分から機会を勝ち取る。
・一つの分野に固執しない。
事が大事ということが分かりました。


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