スナップ OLYMPUS TRIP 35 Kodak GC400
はじめに
オリパストリップ35を中古で入手しました。その1本目の試写フィルム。早く正常に動作しているか確かめたくて、フィルムを入れたものの曇り空で2〜3枚撮っただけ。翌日は晴天だったので、通勤時少し早く家を出て残りを撮りました。
作例 ( 通勤スナップ )
この日は自転車通勤です。カメラはゾーンフォーカスで無限遠(山マーク)と3m(人全身3人)の中間でほとんど撮りました。自分のイメージでは5m設定。
レンズは40ミリでプログラム。絞りF2.8〜22、シャッター速度1/30か1/250の2速。フィルムがISO400なので、晴れだとF11で1/250とかになり、ほぼパンフォーカスのはずです。
強い朝日を浴びていますが、優しい写り。山は見たイメージに近い感じの色。撮りたい方向に向け、シャッターを切るだけ。AFカメラよりずっと速写できます。
ここも眩しさをあまり感じない画像ですが、矢車草の影がサイクリングロードに落ちていることで幾分朝を感じます。くっきりと撮れています。空のグラデーションが美しい。
最短撮影距離は1m程度。ヒメウツギの花がはっきり撮れました。近距離だとパララックスが大きくなりますが、慣れれば大丈夫でしょう。
カメラの紹介
↑レンズは40ミリ、開放F値は2.8。D.Zuikoだから、4枚構成。
↑ゾーンフォーカスはレンズ鏡筒の黒いところを回して選択できます。絞りはAがプログラム。数値を選ぶと1/30に固定でのマニュアルになります。本来フラッシュ用のようです。
↑ファインダーにはブライトフレームがあります。近距離補正目安付き。
↑ノブ巻き上げ。何もないシンプルで持ちやすい背面。親指影のボディ左下にあるツマミを下げることで裏蓋が開きます。
↑MADE IN JAPANの表示と巻き戻しボタン及び三脚穴。左端が裏蓋ロック解除のつまみです。
終わりに
トリップ35、シンプルでコンパクトで使いやすいカメラだと思います。セレン光電池により、電池がいらないのもありがたいです。露出不足だとファインダーに赤く警告が出て、シャッターロックもかかります。販売から結構な長い時間、電気部品が実用上問題なく動作しているのもすごいなと思います。
高校生の娘がフィルムカメラにほんのちょっと興味を持っているので、譲るとしたらこれかな、と思います。この連休中に遠出でなくとも自宅周辺を散歩や自転車で、写真散歩で過ごすにもちょうどいいカメラでしょう。
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