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【SDGs特集】すべての人に健康と教育を

みなさんこんばんは🌆今夜はついにSDGs特集後半戦!第3回になります。

前回に引き続き、SDGsについての説明はこちらをご覧ください💁‍♀️

①こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話

本作品を通して、SDGsの17の目標の1番目の項目「すべての人に健康と福祉を」について考えていきたいと思います。

【目標3:すべての人に健康と福祉を】
あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を推進することは、持続可能な開発に欠かせません。現在、世界は他に類を見ない世界的な健康危機に直面しています。
コロナ禍以前には妊産婦や小児の保健分野などで前進がみられましたが、幅広い疾病を全面的に根絶させ、新旧の多種多様な健康問題に対処するためには、さらに多くの取り組みが必要とされています。保険制度のより効率的な財源確保、衛生施設と衛生状態の改善、医療へのアクセス拡大、環境汚染の削減方法へのヒントの提供に焦点を当てることにより、数百万人の命を救うための支援を大幅に前進させることができます。
引用
https://miraimedia.asahi.com/sdgs-03/

あらすじ
北海道の医学生・田中(三浦春馬)はボランティアとして、体が不自由な鹿野(大泉洋)と知り合う。病院を飛び出し、自ら集めた大勢のボランティアや両親に支えられて風変わりな自立生活を送る鹿野。夜中に突然「バナナが食べたい!」と言い出すなど、いつも王様のような超ワガママぶりだが、自分自身に素直に生きる鹿野は、どこか憎めない愛される存在だった。ある日、鹿野は新人ボランティアの美咲(高畑充希)に惚れ、彼女へのラブレターの代筆を田中に依頼するが、実は美咲は田中と付き合っていて…。奇妙な三角関係は、鹿野の主治医やベテランボランティアたちを巻き込んで大変な騒動に!しかし鹿野の病状は徐々に悪化、体はますます自由が利かなくなっていく。そんな鹿野には、生きているうちにどうしても叶えたい夢があった――。
(Filmarksより引用)

できないことをお願いするのはわがままなのか?

この映画はひたすらにこの問題を投げかけてくる気がします。

皆さんはどう思いますか?
まあこれだけだとあまりピンとこないと思うので、具体例を出します。

では、友達に外の自販機でコーヒー買ってきて?
これを言われたらどうしますか?

自分で行けよって思いませんでしたか?
めちゃくちゃ優しい人は普通に行くかもしれませんが、私はあまり優しくないのでこう思ってしまいます。(笑)

だって同じところにいるのになぜわざわざ俺が買いに行かなきゃならんのだってなりますからね。

ですが、これを頼んだのが動けない障害を持った方や足が不自由な高齢者ならどうでしょう?

それなら行くよ。
と答える人が大半だと思います。

では、その人たちに「コーヒーの気分じゃなくなった、お茶が飲みたい」と買ってきた後に文句を言われたらどうしますか?

イラっときますよね?
じゃあ自分で買えよって。ふざけんなよって。

でも、その人たちは買いに行けないんです。
なぜなら、自分が動くことのできない障害を持っていたり足が不自由な方だからです。

ここまで質問攻めにしてしまいましたが、私が言いたいのはここです。

私たち健常者ならば、自分で買いに行くことができるし、気分じゃなかったら自分で買い直すことができます。当たり前のように普段の日常生活で行なっていることです。

ですが、障害を持っている方などは私たちが日常的に行なっていることが永遠にできないんです。

それでも、その方たちも私たちと同じ人間です。
普段私たちが思うことをその人だって思います。
ただ、私に出来ることがその人には出来ないだけです。

これは、私たちの日常生活でも大いにあることです。
自分にはできないけど、他の人なら出来ること。
逆に自分には出来るが、他の人にはできないこと。

私自身も考えただけで無数に出てきます。
身長があまり高くないので高いところの荷物が取れないとか(笑)

まあ少し話がそれましたが障害を持つ方のお願いは私たちのできないと同じなんです。

この映画が伝えたいことはそこだと思います。
劇中で鹿野さんも言う、「人の助けを借りる勇気も必要」という言葉。まさにこれだと思います。

障害を持つ方であれ、私たちのような健常者であれ、できないことことがあるなら互いに助けあって生きていきましょうということだと私は思いました。

執筆:こうじ

②奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ

本作品を通して、SDGsの17の目標の4番目の項目「質の高い教育をみんなに」について考えていきたいと思います。

すべての人に包摂的かつ公正で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
過去 10 年間で、あらゆるレベルで教育を受ける機会の改善と、特に女性と女児の就学率向上に、大きな前進が達成されました。しかし、2018年時点で学校に通えていない子どもは 2 億 6,000 万人に上ります。これはその年齢層の世界人口のほぼ5分の1です。また、学校に通えている子どもでも、基本的な識字・算術能力が欠けています。質の高い教育が欠けている理由には、十分な訓練を受けた教員の不足、校舎の劣悪な状況、農村部の子どもに提供される機会の公平性の問題があります。
そして、所得による学校教育の修了率の格差や、オンライン教育を受けられない児童・生徒の問題など、新型コロナウイルス感染症により教育面での不平等はさらに拡大する恐れがあります。
引用 https://miraimedia.asahi.com/sdgs-04/
あらすじ
貧困層が暮らすパリ郊外のレオン・ブルム高校の新学期。様々な人種の生徒たちが集められた落ちこぼれクラスに、厳格な歴史教師アンヌ・ゲゲンが赴任してくる。情熱的なアンヌ先生は、生徒たちを全国歴史コンクールに参加するように促すが、「アウシュヴィッツ」という難しいテーマに彼らは反発する。
ある日、アンヌ先生は、強制収容所の生存者を授業に招待する。生き証人の悲惨な状況を知った生徒たちは、この日を境に変わっていく――。
(Filmarksより引用)

平和と自由に満ちた新世界を構築する

この映画では、国籍や肌の色・信仰などを通した人種差別の問題やフランスとナチスの関わりなど、あらゆる社会問題が扱われています。
しかしこの映画で得ることのできる最も大きな教訓は、「学ぶことの楽しさ」にあると思います。

歴史なんてそんな昔の話、自分には関係ない。そう思っている若者や学生は多いのではないでしょうか?作中でも「第二次世界大戦てなに?」というセリフがありましたし、実際に「日本で昔戦争があったらしいよ」「まじ?」なんて会話を耳にしたこともあります。
しかし、自分の国で起こったことが、自分に関係ないなんてことはありません。そういった歴史を経て、自分たちの今の生活があり、もしその歴史が暗いものなら、同じ過ちを繰り返してはならないと私たちの世代が意識する必要があると思うんです。

「平和と自由に満ちた新世界を構築する」(作中のスピーチでメラニーが代弁)ことができるのは我々若者である、と自覚することがより良い世界を作っていくのに不可欠なことなのだと思います。

終わりに

そしてこのことに気づかせてくれたのは、担任のゲゲン先生でした。ほとんどの先生たちが見放した1年B組を、ゲゲン先生だけは見放しませんでした。

レオン・ブルム高校の生徒たちをはじめとした、多くの問題児と呼ばれる学生は決して、元から学ぶ意欲のない"不良生徒"というわけではないはずなのです。家や周囲の環境などによって学習意欲を削がれてしまった生徒たちに対して、大人たち(教師)が温かく、時に熱く接してやることが、子どもの教育にとっては重要なことなのだと思います。

今こそ、金八先生のような昭和の熱血教師が必要なのかもしれませんね(笑)

執筆:みゆう

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最後までお読みいただきありがとうございます🙇‍♀️
次はついに【SDGs特集】最終回!お楽しみに☺︎


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