フロントエンドエンジニアが他部門とスムーズに連携する秘訣
こんにちは、フロントエンドエンジニアのつっつです。
私は入社して2年ちょっと経ちますが、TieUpsのエンジニアとして、どのように他部門と連携を深めてプロジェクトを進めてきたかをご紹介したいと思います。
入社から現在までの私の働き方
私はTieUpsに入社した当初、海外に住んでいました。17時間も時差のある環境で完全リモートでの業務スタートでした。なかなか珍しいスタートだと思いますが、当時オフィスに出社していたメンバーがZoomランチを企画してくれて、離れた環境で直接会ったことがないのに、とても暖かく迎え入れてくれたことを覚えています。
その後、2022年の春に帰国してからは、月火水の週3日間はオフィスに出社をして、オフィスとリモートを組み合わせた働き方を通じて、エンジニア以外のチームとも協力しながら業務を行なってきました(現在は週1日のオフィス出社にシフトしています)。
弊社エンジニアは基本フルリモートで稼働しているのですが、私は他の社内メンバーと直接会って話す機会も大事にしたいという思いもあり、オフィス出社日を設けています。(ちゃんとモニターもあり、働きやすい環境も整っていて、「集中部屋」というちょっと集中して作業したい人用の部屋で作業をしています。)
そんなリモートでの稼働が多いエンジニアチームですが、他チームとの連携を強化し、プロジェクトをスムーズに推進するために、私たちがカスタマーサポートチームおよびコミュニティデザインチームと連携してどのように業務を進めているのか具体的にお話していきたいと思います。
カスタマーサポートチームとの連携
カスタマーサポートチームは日々のユーザーからの様々なお問い合わせに対応しています。その中にはユーザーの登録情報をもとに問い合わせ内容が再現するか確認し、調査を行うケースもあります。ここでポイントとなるのは、「これおかしいかな?」と感じた疑問点をエンジニアにすぐに共有する体制が整っていることです。これにより、サービスの仕様や不具合についての確認をスピーディーに行うことが可能になります。基本的にはSlackでエンジニアチームに情報を共有してもらい調査を行いますが、オフィスに出社している日には、直接問い合わせ内容や件数をヒアリングし、対応方法を話し合うこともあります。
他にも障害発生時の対応として、弊社エンジニアの ohayoukenchan が指揮をとり、社内の誰かが障害を発見したところからエンジニアが対応するまでのフローを作成してくれました。そのフローをもとに社員全員参加で「避難訓練(各自の役割と対応をロープレ形式で確認)」を実施し、緊急時への備えもしっかり行なっています。
コミュニティデザインチームとの連携
次に、コミュニティデザインチームとの関わりについてです。私が主に開発を担当している、「Looker」というBIツールを使用したアナリティクス機能は、弊社「WeClip」の一部機能としてクライアント企業に提供する一方で、社内でのデータ分析にも利用しています。
「こういう数値を計測してこんな風に見せたいんだけど、これってLookerで出来る?」と、コミュニティ運営に必要な指標をコミュニティデザインチームから提案してもらい、それを新機能として追加していきます。また、社内用に欲しいデータの分析方法やダッシュボードの作成方法、SQLによるデータ検索方法などをレクチャーすることもあります。
最近では、社内の非エンジニアメンバーでもSQLを書ける人が多くなってきて、エンジニアに聞くことなく、みんなで教え合ってデータを見てくれていて、とても頼もしいメンバーが揃っています!
リモートワークのメリットと、オフィスでのコミュニケーションの価値
エンジニアにとって、リモートワークはもはや当たり前となっています。オフィスより自宅の方がデスク周りの環境が整っており、作業しやすいと感じている人も多いと思います。
しかし、私自身はオフィスでの直接のコミュニケーションにも大きな価値を見出しています。特にエンジニアチームは他のチームから見ると、「何をやっているのかわからない」「忙しそうだから質問しにくい」と感じられることもあると思います。同時に、エンジニアチームも他部門がどのような動きをしているのか把握していないこともあります。
オフィスで聞こえてくる会話やカジュアルなコミュニケーションは、お互いの業務理解に繋がったり、新しい視点やアイディアを生むきっかけになることもあると考えています。なので、出社している日はなるべくコミュニケーションを取ったり、私がサポートできることがあったら積極的に話を聞いたりするよう心がけています。社内メンバーと直接顔をあわせる機会の少ないエンジニア組織ですが、私はエンジニアが他の部門メンバーにとって、気軽に頼れる存在でありたいと思っています。
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