見出し画像

声は出るけど話せない?緘黙ってなに?

あなたは話すのは得意ですか?
それとも、苦手ですか?

口数が少ないと「寡黙な人」なんて言われますよね。
でも、そんな人でも話しかけられたら一言くらい話しますよね?

全く、一言も話さない人がいたら…

どうしても喋ってもらおうと、ずっと話しかけてはいませんか?

もしかしたらそれは、緘黙症かもしれません。

かん‐もく【緘黙】

〘名〙 口を閉じて、しゃべらないこと。おしだまること。だんまり。無言。

コトバンクより引用

辞書では緘黙はこのように書いてあります。
緘黙症とは別名「無言症」と呼ばれています。

精神疾患の一種と言われおり、話すことを期待される場面になると話せなくなるのです。
全緘黙症と場面緘黙症の2種類があります。

特に多いのは、場面緘黙症と呼ばれる方になります。
なんと特定の人とはびっくりするほどお喋りだったりするのです。

声が出ないわけではないのです。
「喋って欲しい」というその期待に、耐えられないのです。

実はわたしも小さい頃、場面緘黙症でした。
緘黙症は幼少期に発症することが多く、大人になると共に話せるようになります。

ですが、中にはそうではない人がいます。

そんな人に喋るまで待ったり、喋るまで話しかけ続けるのは心理的に負担になります。

話す以外のコミニュケーションをしてみませんか?
緘黙症がある人は文字になると、饒舌になる人もいます。無口なわけではないのです。

今はメールやLINEもありますよね。

喋るだけがコミニュケーションではありません。
苦手な人もいます。話すのが苦手だからといって、なにも考えていないわけではありません。
むしろ、よく喋る調子の良い人より、深く物事を考えているかもしれませんよ?

話さないから駄目なのではありません。
分かろう、という気持ちがないことの方が駄目です。

話さないからといって、がっかりしたり、馬鹿にしてはいけません。
その人にはその人の気持ちがあって、毎日考えて生きています。

コミュニケーションが言葉だけではないということを、頭の片隅に置いておいてくれたなら、世界はちょっとだけ優しくなるかもしれませんね。

ここから先は

0字

¥ 100

全ての記事が無料でお読み頂けます!100円から投げ銭が出来ますので、お役に立てたらぜひ応援お願いいたします〜!