自分インタビューとは②

ーーでは、前回の続きになります。
「はい」

ーーその前にひとつ。前回からかなり更新に時間がかかっていますが、何か理由がおありですか。
「いや・・・。バタバタしていたのもありますが、それは完全に言い訳ですね。すみません」

ーー別に責めているわけではないので(笑)。それではインタビューの続きを始めましょう。
「はい。よろしくお願いいたします」

ーー若い頃はノートに雑誌感覚でインタビューを書いていたとのことですが、それはいつ頃ですか。
「はっきりいつとは覚えていないのですが、中高生の頃です。ルーズリーフに何枚も書いていました。キャッチを付けたりもしていましたね。でも①で言いましたが、それは自分のことを話すのではなく、架空の芸能人になりきってインタビューをしてそれに答えていましたので、今やっている・やりたいものとは全く違いますね」

ーーそれは芸能人に憧れていたということですか。
「そうだと思います。でも女優さんになりたいとかタレントさんになりたいとか何かをしたいのではなく、インタビューに答えたいということが一番にあったのだと思います」

ーーなぜインタビューに答えたかったのでしょうか。
「なぜ・・・なぜ答えたかったのでしょうね。考えたこともなかったなあ。うーん・・・(しばらく沈黙)。単純にインタビューを読むのが好きだったというのはありますね。だから答えてみたかった。最近はアイドルの方がたくさん出ておられる雑誌を読まないので分からないのですが、昔はもっと偶像化されていたのでとにかく楽しそうでキラキラした内容しかありませんでした。多分それが羨ましくて興味があったのだと思います」

ーーそのノートは高校を卒業するまで書き続けたのですか。
「続けていないです。先程言ったようにはっきりとは覚えていませんが、途中でやめました。飽きたのもあるし、さすがに自分とかけ離れていて空しくなったり馬鹿らしくなりました。あとだんだん読む雑誌も変わってきて音楽雑誌やサブカル雑誌を読むようになり、それまで読んでいた雑誌よりもっとインタビューに答えている方の内面やその方のコアとなる部分が書かれていることが多かったので、『私の想像でやっているインタビューは浅すぎる』と空しくなりました。そんなこと当たり前なんですが(笑)」

ーー今もそのノートを見返すことはあるのですか。
「とっくに捨てましたよ(笑)。高校を卒業と同時に実家を出ることになっていたので、特に大事にしていたわけでもないし、何より親に見られることを考えると捨てる一択でした」

ーーそして今でも自分へのインタビューはしていて、現在に至るということでしょうか。
「していなかった期間も結構あります。その期間がどれぐらいかまでは相変わらず覚えていません(笑)。でもいつのまにか以前とは全く違うやり方ですが、また自分にインタビューをするようになりました。①でも言いましたが、気楽に遊んでいる感覚です。例えばネットの記事を読んだ後、その内容についてや感想を自分の中でインタビュー形式にして遊んでいます。正直に人に話してしまうと変な目で見られたり軽蔑されたりするために、嘘とまでは言わなくても隠しながら意見や感想を言うことが誰にでもあると思います。もちろんそれは悪いことでも間違いでもないし私もそうしていますが、でも正直な気持ちにも向き合っておきたくて。そういうときに自然と自分の中でインタビューをして折り合いをつけている部分もあるかもしれません。誰かに言わなくても私はそれで十分なことが多いです」

ーーそうやって自分の中だけでしていたのに、今回こうしてnoteに書こうと思ったのはなぜですか。
「もし今後書くことを誰かが読んでくれたら面白いし感謝ですけど、こうして書くことで自分の中でもっと整理できるかな、と。老いなのか分かりませんが(笑)、少しこんがらがってきたり、前考えたことを忘れることもあるんですよね。もし今考えていることと少し前に考えていることが変わった場合、その変化を知りたいと思いました」

ーーそれなら日記をつけたり、自分しか見えない方法で残しておくのがいいのではないですか。
「言われてみればそうですね。となると、どこかでこれを見てくれる方がいないかと期待しているのだと今気付いて恥ずかしくなりました(笑)」

ーーもしそうなのであれば、もう少し更新を速くする方がいいと思います。
「ごもっともです。頑張ります(笑)」

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