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授業中に学生が寝ているよ!どうすればいいの?

今日も暑いですねー涙


授業中に寝てるって悪いこと?


専門学校の授業中、学生が寝ていることが多々ありました。
寝ている学生は大体いつも同じ人だったり、意外な学生が寝ていたりとさまざま。
私の授業だけでなく他の授業でも寝ていることはもちろんあるので、他の教員から「またあの子は寝てた!」みたいな話も聞くことがありました。

確かに、学生が授業中に寝てると教員は気になります。時にはイライラしてしまうこともあります。
バレないように寝てるつもりの学生もいるんでしょうが、基本的にはバレバレです。
たまに声をかけて起こしても、5分後にまた寝てしまうことも結構ある。

こんなことが続く中で、ふと「そもそも授業中に寝ることって悪いことなのか?」という疑問が湧くようになりました。

うろ覚えだけど、授業中に学生は寝てはいけないというルールは私の専門学校の学生手帳には書かれていなかった気がします。

少なくとも専門学校においては学生は学費を払って授業を受ける権利を得ているのであって、そこに「必ず授業中に起きていなければならない」という義務はないんじゃないか?
もちろん学生は卒業というゴール?を目指すわけなので、そのためにテストやレポートを提出し単位を取得する必要はある。
しかし逆に考えると、「授業中寝ていても課題としてのレポートやテストをクリアできれば別に(ルール上は)問題はない」ということになるんじゃないか?

※ちなみにここでは授業のそもそもの目的である「必要な知識を身につける」ということは置いといて、あくまで学校を卒業するためのルール上の話として書いてます。あと、あくまで一個人の意見です。

あと、授業中に学生が寝ているととても気になったりイライラすることはありますが、私の場合は寝られると「私の授業が面白くないのか!」「こんなに一生懸命資料作ったのに、全然聞く気もないじゃないか!」みたいな思いに駆られました。
でも、これって全部教員側の要因なんですよね。
「自分はこれだけ頑張ったんだから、君たちもちゃんと聞けよ!」みたいな自分の都合の話というか。
それって別に学生にはあまり関係のない、私の事情だし。
それでわざわざ注意するのも変だな、と思ったりして。

結局何が問題なのか、分からなくなっていきました。


でも気になるもんは気になる


というわけで、学生に聞いてみることにしました。「なんで授業中寝てるの?」
私こればっかりだな。

それで出てきた答えですが、結構バラバラでした。

「授業の内容が面白くない」
「というか興味が持てない」
「そもそも座学が苦手」
「昨日バイトで夜遅くまで働いてたからめっちゃ眠い」
「今勉強しても意味がない」

なるほどなるほど。色々答えてもらいました。
しかし改めて教員を前にして「授業に興味がない」と率直に言ってくる学生と私の関係ってホントに学生と教員の関係なんだろうか?
いやまあ別に気にしてませんでしたが。むしろ率直に言われた方が面白かったし。

授業の内容に関しては、好き嫌いもあるし仕方がないかなーとも思いました。一時期興味を持ってもらうために色々工夫したこともありましたが、あまり成果が出なかったので「そういうもの」と受け入れるようになりました。
バイトに関しても思うところのある先生方もいらっしゃいましたが、その学生の経済状況などの事情もあったり。むしろ夜中まで働いても1時間目から出席できてるのすごいな、とか思ったり。

あと、個人的に興味深かったのが「今勉強しても意味がない」でした。
要するに今勉強してもテスト期間はまだ先で、そこに至るまでに覚えた内容を忘れてしまう。
だったら今勉強するよりもテストが近くなってから勉強した方が得じゃん!ということ。

なるほど、これがイマドキの考え方なんだなーと感心しました。
実際、テストが近くなってくるとみんな右往左往しながら必死こいて勉強してました。学生も(その考えが知識を身につけるという目的に沿っているかは別として)色々考えながら過ごしてるんだな、と。


結局どうしたか


結論は様子見。
学生も「最後は(テストのために)勉強しないといけない」というのは理解している印象だったので、授業をどう過ごすかは学生に任せることにしました。

寝たり寝なかったりしながらも、みんな最後は勉強してました。





あと。
これは結果論ですが。

こんな風にそれほど注意もせず変な質問ばっかりしていたせいでしょうか。

学生が授業ではなく私自身に興味を持つようになりました。
具体的にはなんか個人的な質問をされるようになったりとか。もちろん答えたり答えなかったりでしたけど。

そのせいか、最後の方は寝る学生が若干減りました。

以上、あまり参考にならないかもしれませんが、学生の居眠り?を自分なりに考えてみた話でした。

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