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人間関係の心理学

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心理系大学院に行くまでの勉強

「自意識過剰」という言葉は一般的な用語で、自分が実際よりも過剰に周囲の注目を集めていると感じている傾向のことをいう。「自己意識特性」のことである。
アメリカの心理学者アランフェニングスタインはこの自己意志特性についてある実験を行った。
まず教師が生徒にテストを返却する際、「この中で1人だけ成績が悪かった生徒がいる」と告げる。そうすると50人いる生徒のうち10人以上が「自分だ」と感じていたことが判明

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心理系大学院に行くまでの勉強

「自己意識」とは自分自身に向けられる意識のことだ。しかしこの時他者の存在を無視することは出来ない。私達は自分のことを考えているようで、その実「他人から見た自分」を意識してしまうことが多々あるからだ。
「自己」を研究対象としたアメリカの心理学者ウィリアムジェームズは「自分」という意識は主体としての自分(主我)と他者から客観的に見られる自分(客我)の二つに分けられるとした。また、同じくアメリカの心理学

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