心理系大学院に行くまでの勉強

「自己意識」とは自分自身に向けられる意識のことだ。しかしこの時他者の存在を無視することは出来ない。私達は自分のことを考えているようで、その実「他人から見た自分」を意識してしまうことが多々あるからだ。
「自己」を研究対象としたアメリカの心理学者ウィリアムジェームズは「自分」という意識は主体としての自分(主我)と他者から客観的に見られる自分(客我)の二つに分けられるとした。また、同じくアメリカの心理学者アーノルドHパスは自己意識には外見やふるまいなどから第三者が観察できることに意識を向ける「公的自己意識」と他者からは観察できない、自分の感情や思考などに意識が向けられる「私的自己意識」の因子があるとした。
私的自己意識が高い人は自分の思考や感情に意識が向き他者への関心が低くなる。逆に公的自己意識が高い人は「他者からどう見えるか」に高い意識がむく。

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