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LV大丸札幌店潜入作戦を決行したら呪いが解けたどころかさらなる新世界に行けた話

ご存知ない方の方が圧倒的に多いだろうし、どうでも良すぎる話なのだけど、わたしには呪いがかかっています。というか、自分で自分を呪っています。

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今日、ボイトレのレッスンの前に時間があったので、例の作戦を敢行することにしました。
決行日を今日に決めた理由はあるのだけど、それはまた別の記事で。

作戦決行に関する報告書


ルイ・ヴィトンのお店は優しかった

大丸札幌のLOUIS VUITTON、1階がレディースで2階がメンズと旅行鞄のブティックだなんて知らなかった。
最初2階に行って入り口前に一瞬佇んでみるも、立入禁止的なあいつの向こうにいる店員さんに気づいてもらえず、ブティックからも「お前には入店資格ねぇよ」って言われている気がして心が折れかけたけど、1階に行ったら柔和な雰囲気の女性スタッフさんが入りたそうなわたしの空気感を一瞬で察知し、「いらっしゃいませ。何かお探しですか?」って聞いてくれて、世界は思ったより優しいなって思いました。

ペンケースを探していることを伝え、店内にあるものを見せて頂きました。

ヴィヴィエンヌちゃんがスケートを楽しんでいるもの。

シーズン限定すぎる

大きめモノグラムのかっこいいもの。

かっこいい、キリッとした佇まい

そして一目惚れしたカラフルなモノグラムのもの。

やっぱり何度見ても可愛い

真っ黒かカラフルかで悩んでいる間、先程の柔和なスタッフさんが
「ペンを使う方が減ってきているので、だんだんペンケースも出なくなってきた」
「昔は万年筆やシースも作っていたけど、今は入荷してもそもそもの数が少ないから、日本国内の文房具は銀座に集約してる」
というようなことを教えて下さいました。
そうか……そうなのか……手書き人口やっぱり減ってるんだな……
ペンケースも出なくなってもおかしくない状況なのかな。
これはなおさら、買うしかあるまい。
いや、というか人類もっと手書きしよう?

わたしはいつもペンとノートを持ち歩いているので、手持ちの万年筆との相性を確認することもできました。
スタッフさんに「合わせてみてもいいですか?」と聞いたら、「もちろんです」と言っていただけて、やっぱり「ハイブランドに入れない呪い」は思い込みだったんだなぁと気づきました。

他にも、ペンや万年筆から広がって、と言うか、広げてくださって、いろいろお話させていただきました。
他のお客さんより単価低いだろうに、本当に丁寧に、他のものをすすめてくるでもなく、わたしが萎縮したり緊張したりしないようにしてくれた……ホスピタリティの塊……すごい……ハイブランドすごい……推せる……貢げないけど……


結果、選んだのはこの子!

うひゃぁぁ可愛い〜!
やっぱりファーストインプレッションに勝るものはない!
内側の綺麗な青にやられた。
ビジュがいい。
きりんの本体柄のロングワンピにクリムトのパンプスっていう地味め(当社比)の服で行った。
優しくしてもらえたし、お買い物もできたよ!


オレンジに青いリボンの持ち手という、推し概念カラーのショッパーを手にしてブティックを出ると、背筋がしゃんと伸びる気がするから不思議。
わたしにしては結構な金額のお買い物をしたけど、変な罪悪感もありませんでした。
むしろ、来週から始まる新学期に向けて気分新たにできそうで、満足感も相まって値段なんて気になりませんでした。
素敵なお買い物体験をさせてもらったと思います。こんなことなら早く行っておけば良かった。

今度はノートを買いたいな。今使っているセーラームーンのモレスキンを使い終わったら、ヴィトンのノートにしたいです。

あと、お金貯めてバッグ買いたい。カジュアルなデザインが思ったよりたくさんあったし、わたしの服でも違和感なく合わせられそうです。
決めた。40歳の自分の誕生日プレゼントに、ヴィトンのバッグ買う。あと2年あるから貯められる。
カチッとした長方形のバッグの形がすごく気に入りました。ノートと本をきちっと持ち運ぶならやっぱりあの形。

なんか、推しが増えた気分です。

ハイブランドのショッパーを持つことによる効果・効能

さて、この推し概念ショッパーを手にしたわたし、何だか気持ちが強くなり、もう1か所、行きたい場所に行くことができたのです。

アニメイト。

わたし、いにしえよりの腐女子を名乗っておきながら、アニメイトに数えるほどしか行ったことがなく、それも一人で行ったことは今までありませんでした。
……何だか……ビルの雰囲気と若い子の熱気がすごくて入りにくくて…………

それが! ヴィトンに行ってお買い物までできた今日のわたしならいける!!

という不思議な勇気が湧いてきて、推しBL漫画の新刊、アニメイト限定版を無事購入することができました!
いつもはネットで予約するのですが、今回すっかり忘れていて、昨日が発売日だったのです。
北海道だし昨日発売日なら入荷してない可能性も十分にあるので、家に帰ってからポチッとしても良かったのですが、あるかな? あったら早く手に入るし、今日買って帰りたいな、という気持ちもありまして。

すごいじゃん、わたし。今日で行ってみたかった世界2つも到達できたじゃん。

お会計の時に店員さんに「袋はいりますか?」と聞かれ、いつもの癖で「いりません」と言ったのですが、メインバッグもサブバッグも小さいものだったため、漫画の入る隙間がない……
エコバッグ……カバンがいつもと違うから忘れてしまった……
レジに戻って袋もらう? え、でもアニメイトの袋ぶら下げて歩くのちょっと恥ずかしくない?

どうする? どうするんだ、めぐみ!

公衆の面前で「アニメイトセット」というタグ付きのBL漫画の表紙を晒して歩くのか?!
それともアニメイトの袋をぶら下げて歩くのか?

そんな絶対絶命のピンチに陥ったわたしの目に、オレンジのショッパーが飛び込んできました。

ええ、入れましたとも。
LOUIS VUITTONの美しいショッパーに、「アニメイトセット」というタグ付きBL漫画を。
綺麗にラッピングされた箱の下に隠しました。
ありがとう、LOUIS VUITTON。あなたはわたしの命の恩人です。
まさかLOUIS VUITTONのショッパーも、自分がBL漫画を入れられて持ち運ばれることになるなんて思っていなかっただろうな。

ユノイチカ先生の「夜明けの唄」。
BL要素抜きにしても普通にファンタジーとして面白い。
主人公2人の顔面が強い。絵も美しい。
えちえち要素も強くないのでおすすめ。


まとめ

ハイブランドは怖くないです。
むしろ今まで行ったどのお店よりも親切で優しいです。直接接客してくれたスタッフさん以外の方々も、慈愛に満ちた表情をされています。
怖さで言うと、近所のスーパーで20年以上前からレジを打っているおばちゃんの方が怖いよ。PayPay払いを申し出ると露骨に面倒くさそうな顔されるから。
みんなも臆することなく行きたいお店に行って人生楽しもう。
ショッパーを持って歩くと、不思議な勇気が湧いてきてアニメイトにも行けちゃうよ!


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