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春の嵐




今日は朝から雨。


昨日、彼から連絡がきて
わたしの春は終わりを迎えた。


彼女と寄りを戻したと。


長い時間ずっと好きな想いが残っていて
忘れられそうなこともあったけれど
ふいなきっかけで再会して
また付き合うことになったらしい。


私は
よかったね、想いが伝わって
と言うしかなかった。



想いが伝わって嬉しいというよりは
もっと頑張っていかないといけない
彼女のためなら死ねると
そんなことまで私に話してくる。

知らないよ。


そんなこと、彼女に言ってよね。




彼にとっての私は
話を聞いてくれるひと。ただそれだけだった。

それだけだったという事実が
悲しいくらい突きつけられて
自分の勘違いに呆れた。


彼は私を必要としてたけれど
大切な存在には叶わなくて。

大切な存在を手に入れた彼は
私の気持ちなんて考えようともしていない。


電話をしながら泣いた。
彼は気付いていなかったと思う。




こんな勝手な人なんて、
と思うけれど
やっぱり惹かれてたのは事実で。
でも好きで居続ける
覚悟はなかった。

だからこれでよかった。



彼は出逢いには全て意味があるって
言っていた。
わたしもそう思う。



いまは辛いけれど
この気持ちや感じた事は
忘れずに持っておく。




いつか素直に思える日が来る。


出逢えてよかったよ
ありがとう。って





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