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③ 「こんな上司は嫌だ」の逆を定義してみた


はじめに


こんにちは、せーさんです。

みなさんお元気ですか、夏も後半に差し掛かりましたね。

近頃仕事が立て込んでいたのですが、この間、今の仕事についてじっくり考える機会がありました。また近々お話しますね。

では本題にいきましょう!


どんな上司がほしい?


今日は前回の続きです。
が、ここから読んでもわかるよう構成してるので気軽に目を通してくださいね。

では早速。
突然ですが、みなさん

どんな上司が欲しいですか?

飲み会に強引に誘わない人?
優しく教えてくれる人?

あんま考えたことがないかも…
あんまりイメージが湧かないな…
という人もいるかもしれませんね。

そんな私には、「上司に求めるのはこれ!」というものがあります。

それは「上司というものを、偉い立場ではなく、ひとつの役割だと考えている人」です。

なにそれ?という感じでしょうか。

私がそう思うに至ったきっかけは、社会人一年目の時の所属長の存在です。

彼女の持つ上司論が素晴らしいと思ったので、みなさんに共有したいと思います。


私の初めての上司


私の元所属長は、自分の仕事をこういう風に捉えていました。

「私の課長としての役割は、所属職員を守ることだと思っている」と。

なんだ、そんなありふれたことなの?
そんなの代表なんだから、当たり前じゃない?

違うんです、そこじゃないんです。
彼女は「所属長」を「役割」と捉えていたんです。

彼女は組織における「役職」というのは、上下関係を示すものではないと考えていました。


組織における役割論


「上」司 と 部「下」。この二つの言葉は、確かに元々上下関係を示していたはずです。上が偉くて強く、下は上の言う事を黙って聞くものである。そこが出発点だったのでしょう。

彼女はその固定概念に、一石を投じました。
この社会の文明はここ10年〜20年で大きく進歩しました。科学技術が発展しただけでなく、伴って価値観が多様化し、様々なジャンルのビジネスや仕事の形が生まれ、業務はより多彩に、より細分化されました。

今や所属長は、自分の所属でどんな仕事が誰によってどのように行われているか、その全てを詳細まで把握することが極めて困難になりました。

上は君臨し、全体を見渡し、判断を下し、部下に命令し、上の考えた通りに部下に行動させる。下はただ命に従えば良い。いわゆる「トップダウン」や「上位下達」、それではもう所属長のキャパシティを超えてしまうのだと、彼女は理解していたのです。

それゆえ私の元所属長は、所属職員に頻繁に意見を求めました。なにも彼女が自分自身で考える能力がないからではありません。

敢えて年代の違う職員をひとつのグループに置き、世代ごとにどのような意見が出るかを実験していました。特に、まだ組織風土に染まっていない新人の意見を蔑ろにはしませんでした。

彼女は組織全体を脳と考え、アイデアが血液のように組織全体を循環するようにマネジメントしました。

全員で思考する組織。
「トップダウン」ではなく「ボトムアップ」の時代がきたのだ。そう考えていたわけです。


最後に


私の初上司の話、いかがでしたか?

その後彼女は、その組織マネジメントの上手さが評価されたのか、たった一年で出世しました。立場上、今はもう私の所属長ではありません。

ですが今も組織の一員として壁にぶち当たった時、助言を求めています。いつまで経っても私の上司なのです。

もし皆さんの上司がこんな人なら、長らく冷え切っていた組織が何年振りかに変革の季節を迎えるかもしれません。ワクワクですね。

私たちも、目まぐるしく変化する時代に適応し続ける、変幻自在な人材でありたいものです。

今日はここまで、では!

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