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認知科学(脳のカラクリの科学)に基づくコーチングへの招待

•部下が自律的に動いてくれない。結局、全部自分でやっている。近頃は、ちょっと強く言うとパワハラとか言われるし。もっと自律的に動いてほしいのに・・。指示待ちではなく、自ら考えて動ける「主体的」な人材は、どうやったら育てられるのだろう

・コロナをきっかけにして、自分自身の働き方に対するモヤモヤが増した。DE&Iとか、パーパスとか、ウェルビーイングとか、要するに自分らしく生きるってことだろうけど、自分らしくって言われても、やらなければいけないことがたくさんあるし・・。というか、そもそも自分らしさって何だろう?

・メンバーに自律を求めているけど、もしかしたら、自分自身が自分らしさで迷っているとすると、メンバーにだけ「主体性」を求めてはいけないのでは?

・仲が悪いわけではないけど、チームとしての一体感がない。時間さえあれば、愚痴ばかり言っている・・。

そんなお悩みを、どこかで聞いたこと、考えたことがあるのではないでしょうか?

どこからはじめたらよいかというと―――認知科学に基づくコーチングが、必ずヒントになります

かくいう私は、IT/リテール/プロフェッショナルファームの人事責任者を経て、現在はプロフェショナルファームの経営をしています。経営といっても、私がもっとも世の中に提供できる価値は、組織開発と人事領域です。だから、よいカルチャーをつくることに全精力を注いでいます。私の仕事は、私は逆境にある組織をトップダウンでなく現場の力で、ワクワクする組織にすることです。経営の根幹は人事であることを体現しながら、個と組織が自走するための伴走をしています。

1.認知科学に基づくコーチングって何?

頭ではわかっていても、出来ないの繰り返し。
それはなぜでしょうか?―――私たちの脳は、 自分にとって関係がないと「無意識」のレベルで思っていることは、やりません。「意識」と「無意識」の比率は、なんと意識が1~3%、無意識が97~99%とも言われています。私たちが意識できている部分はほんの一部分に過ぎません。ですから、いくら頭(意識のレベル)ではわかっていても、脳は動かないのです。脳の抜本的な書き換えをしない限り、(目先では勢いでなにか出来るかもしれませんが!)実行されないのです。認知科学とは、まさに人間の認知行動過程の意識的・無意識的側面を科学的に解明しようとする学問です。

人類は月に行くことができたのは、「人は月に行ける。行ける気しかしない」と途方もない「認知」を持った人たちがいたからです。なぜ、そんな「認知」を持つことができたのか?こんなことも、認知科学で説明できます。

30年も組織人事の仕事をしてきましたが、初めて、認知科学がこんなにパワフルなものだということを知りました。

2.コーチの選び方

コーチングにも様々な“プレイスタイル”があります。日本で一般的に取り入られているコーチングの“プレイスタイル”では、コーチの最大の役割は質問することで、介入は最小限になっているかも知れません。

ところが、認知科学に基づいたコーチングの場合は、マインド・思考プロセスにどしどし介入します。必要な時は、現状をひっくり返すために、積極的に脳の使い方に介入をします(コンテンツには介入しません!)。また共感•傾聴は致しません!

ですから、自分が目指すキャリアやゴールに近い景色を見た経験のあるコーチを選ぶことをオススメしています(自分より経験値のない人をコーチにしても、私だったら説得力を感じません!)。

私であれば、組織開発や人事領域でキャリアを築いてきた/いきたいと考える方々、経理、総務、広報などのコーポレート職の皆さま、IT/プロフェッショナルファーム/リテールの業界で働く/働きたいと考える方々、経営者、そして転職を志すビジネスパーソンを、コーチングの対象とさせていただいています。特に、環境に馴染めないと感じていたり、関係性の不安定さに不信を感じていたり、いきづらさ感じたり、自分をマージナルな存在と感じている方々が、生まれ持った力を発揮するために伴走したいと考えています。

3.コーチングセッションの進め方

初回セッションでは、まず「Want to」をコーチとともに探します。「Want to」とは、「言われなくても、ついやっちゃうこと」です。たとえば、上司から指示されもしないのに、実はやっていることとか、心当たりある方はいらっしゃるのではないかとおもいます。

そして、バランスホイールというツールを使って、そのなかの1つを選んでゴールを設定していきます。人生をホールライフで考えたいからです。

それぞれのゴールの説明は以下の通りです。

仕事のゴール:仕事は、金稼ぎのためにあるものではありません。大切なことは世の中にどのような価値を提供するか。お金を出してもやりたいことが仕事です。コーチングでは、職業機能=社会に提供している自分の機能(必ずしも今の職業が職業機能とは限りません!)は何か?という問いからスタートします。
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     ココ大切です!

趣味のゴール:やりたいけど、世の中に役だたなくて良いことです。職業が、社会に自分の機能を提供するものであるのに対して、趣味は自分が楽しむためにあります。

知性のゴール:生涯学習となるもので、基本的には仕事に必要なもの以外の領域です。自分だけが正しいと思い込んで、平気で人を非難する人になってしまわないようにするために必要なものです。

人間関係のゴール:「友人」や「仕事のパートナー」を考えるのがおすすめです。友人、仕事のパートナーとして誰に会えたり、一緒にプロジェクトをできたら楽しいかを考えます。

家族のゴール:家柄、パートナー、親、子としてどのような存在であり続けたいか。相手にどうあってほしいではなく、自分のあり方をゴールにします。

社会貢献のゴール:社会貢献のゴールは、身近なコミュニティーに対する貢献について考えるということです。ご近所付き合いでも何でも小さなことからで大丈夫です。

健康・美容のゴール:①~⑥を実現するためにはどのように健康を維持する必要があるか。休息と運動と栄養の3方向で決めます。

ファイナンスのゴール:上記をやるために必要なものです。ファイナンスのためのファイナンスではありません。ここのゴール設定は最後にやることになります。

ゴール設定の仕方は、セッションの中でお伝えしますので、事前準備は一切不要です!
どうしてもということでしたら、ご自身の「Want to」について、整理しておいてくださると嬉しいです。

では、おしゃべりできるのを楽しみにしています〜

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