【詩】灰かぶり
いつの間にか
こんなに時間が経っていた
12時の鐘がなる
リンゴンと鐘がなる
さあさあ急がねば
魔法が解けていくよ
こんな私が舞踏会にいたなんて知られてはいけない
彼女は靴を落とした
けれど
もう拾っている時間はないの
王子はその靴をもつたった一人の女の子を探す
なんのために?
もちろんお嫁さんにするためさ
ネズミたちが騒ぐ
ねぇねぇ、この子を探してるってさ
フクロウが言う
見つかりっこないさ
ところが王子は国中の女の子を片っ端から調べ始めた
靴はとても小さくて
履けるひとなんていなかった
さあさあ灰かぶりあなたの出番がやってきた
その足にぴったりはまる靴
あぁ、あなたがそうでしたか
灰かぶりは今では王子と幸せに暮らしていますとさ
2014年01月01日 の 作品
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