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【詩】絶望の群れ

私の体に小さなハエがとまる
掻きむしった私の体液をすするように
群がって、飢えた者たちが、
私の痛みの中に安らぎを見出すかのように。

暗闇の中で、私は一人、
痛みの海に沈む。
ハエたちのささやきが、
私の絶望をさらに深める。

希望の光は遠く、
手を伸ばしても届かない。
傷ついた肌は、私の唯一の証で、
その痛みが、私の存在を証明する。

ハエたちの群れは私を覆い、
その重みが私を押しつぶす。
逃れられない運命の中で、
私はただ、耐え忍ぶ。

やがて、私の体液が尽き、
ハエたちも去るだろう。
その時、私に残されるのは、
乾いた傷跡と、無情な静寂だけ。

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