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詩・言の葉・小説

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詩や言葉の投稿を掲載していきます。 小説もここに掲載していきます。
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#しょうせつ

【連載小説】透明な彼女 vol.5「ユイ?」

あれから二年。 俺には彼女ができたりなんかもしたけれど、誰とも長く続かなかった。 二年と…

ちびひめ
20時間前
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【連載小説】透明な彼女 vol.4「葬儀」

『コウヘイくん?ユイが、ユイが……!』 ユイの携帯からかかってきた電話の声の主はユイの母…

ちびひめ
1日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.3「水族館」

ユイは俺の手を引っ張って早く、早く、と促す。 大丈夫、そんなにいそがなくても水族館は逃げ…

ちびひめ
2日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.2「夏休み」

旅行から帰った俺たちは残った夏休みを満喫していた。 ドライブももう慣れたもので、親父のボ…

ちびひめ
3日前
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【連載小説】透明な彼女 vol.1「プロローグ」

俺たちは付き合いだして一年。 ようやく行事を一巡りしたところだ。 俺たちは大学四年の春、…

ちびひめ
4日前
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【連載小説】俺様人生 vol.1「プロローグ」

俺は冴えない。 自分でもそれはわかっている。 顔は中の下くらいかなと思う。 パソコンが好…

ちびひめ
7日前
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【連載小説】ガンズグロウ vol.34「エピローグ」【完結】

くうちゃんは案の定、チームをやめたいと言ってきたらしい。 タツキにも何も話していなかったので、タツキはチームをやめることをとめたらしいのだが、 『これ以上辛い思いをしたくありません』 と言ったらしく、タツキは私にその話をしてきた。 私は 「辛いっていうならやめさせてあげようよ」 と言うのが精一杯だった。 そんなこんなで迎えた誕生日。 今日はバイト先のみんなでカラオケに行こうということになった。 カラオケに着いて、みんなで雑談をしていると、大きなケーキが出てき

【連載小説】ガンズグロウ vol.33「一呼吸」

「ええっ、それってどういう意味?」 「私、さやかさんのことが好きなんです。女性として、で…

ちびひめ
13日前
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【連載小説】ガンズグロウ vol.32「本気」

「よく私ってわかったね!びっくりしたよ!」 「私がさやかさんを見間違えるはずはないです。…

ちびひめ
2週間前
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【連載小説】ガンズグロウ vol.31「くうちゃん」

まおちゃんの一件も落ち着き、私のタツキへの信頼も回復していた。 相も変わらずガンズグロウ…

ちびひめ
2週間前
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【連載小説】ガンズグロウ vol.30「秘密のメール」

布団に潜り込んでからも、ずっと眠れずにいた。 そもそもなんでタツキがまおちゃんの連絡先を…

ちびひめ
2週間前
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【連載小説】ガンズグロウ vol.29「浮気・・・?」

成人式が終わると、すぐにタツキの誕生日だ。 タツキの身の回りをチェックして歩き、厳選した…

ちびひめ
2週間前
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【連載小説】ガンズグロウ vol.28「成人式」

成人式がやって来た。 私は地元で成人式を迎える。 「きゃー、さやかっち、久しぶりー」 「…

ちびひめ
2週間前
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【連載小説】ガンズグロウ vol.27「カウントダウン」

大晦日の晩。 私たちは神社の前で会う約束をしていた。 一緒にカウントダウンするためだ。 神社は私の家からもタツキの家からも同じ、中間地点にある。 少し早めの11時15分に約束をした。 タツキは少し遅れて来ると、カイロを私に手渡した。 「ありがとう」 私は素直に受けとる。 カイロは温かく、凍りつきそうだった手を温めた。 まだ神社には人はまばらで、たきぎをしているところとストーブを設置しているところに人が集まっていた。 私たちはたきぎのほうで暖をとる。 「こ