おばさん一人旅 #10 一人旅のすゝめ ~ 子育てママが子どもを置いて旅行なんて無理…と思っているあなたへ
ユウコです。
「おばさん一人旅」とか偉そうにいくつも記事を書いていますが、実は母になってから封印していた一人旅を再開したのは、コロナ禍が明けた2022年、実はまだたったの2年前のこと。
それ以降は年に数回、国内外にショートトリップをさせてもらっています。
昨年は2回、今年に入ってから2回、しかも年内にもう1回を計画している私ですが、再開するまでにはいくつか葛藤がありました。
でも、いざやってみたら全く逆でした。
今日は、ママが子どもや夫を置いて旅行することについてお話します。
子どもを置いて一人旅を再開したきっかけ「とにかく一人になりたい」
旅行は大好きだけど、結婚して、子どもが生まれてから少なからず葛藤があって家族を置いての旅行は敬遠していました。
ママが子どもを置いて旅行なんて家族は許してくれるのか?
自分のためだけに家計からお金を使うなんて良くないよ。
ママが留守にしたら家庭はたいへんなことになってしまう?
2年前、当時の私は(いまもだけど)フルタイムワーカーで共働き。労働条件も収入もほぼ夫と同じなのに、家事分担の割合がなんか、おかしい。
つらい転職を経て、仕事でもいろいろあった時期で(このへんのお話は別記事で書いています)、さらに家事、育児にいつもひとり忙しく、タスクいつも同時進行で脳みそフル回転!の生活に疲れていました。
育児は助け合ってできているけれど家事だけは・・・
適材適所でできる人ができることをやればよい、と頭ではわかっているつもりでも、気持ちはそうはいかない。
「どうして私だけ(一人で家事をやらなきゃいけないの)?」
「精神科に通っているのに相変わらずほぼワンオペってどうなんだよ。」
夫のことが嫌いになりそうで、だけど、これまでの経験上、今更変わらないこともわかっているし、今の私に(夫)変えようと努力するパワーなんて残ってない。
だから、とにかく「一人になりたい、リセットしたい」と思ったのがきっかけでした。
子どもを置いて旅行なんて無理と思っているのは誰なのか?
ちょうど自分の誕生日が近かったこともあって、思い切って夫に打診。
「私への誕生日のプレゼントとして一人旅をさせて欲しい」と。
反対されるかな?と思ったけれど、意外にもあっさりOKしてくれました。
「家のことはいいから、たまにはゆっくりしてきなよ」と。
子どもたちにも話したところ、ママが一晩いなくても大丈夫。とこちらも以外とサッパリしている。
なんだ。
勝手に反対されると決め込んでいたのは自分なのでは?
私ひとりが楽しむために家のお金を使うことに対しても問題なし。
「たまには贅沢したら?」と。
なんだ。
旅行から戻ったら。
必要最低限の家事はしてあったし、ママが不在だからと3人で外食して、いつもと違ったイベントとしてママの不在を楽しんだようです。
一晩離れただけなのに、私も家族もニコニコご機嫌。
なーんだ。
子どもを置いて旅行なんて無理と決めつけて自分を縛りつけていたのは自分自身だったことに気が付きました。
子どもを置いて旅に出たらこんなにいいことがあった
さてさて、その後の私のおばさん一人旅はこれまでのnoteの記事で書いてきた通り。
ストレスMAX!
とにかく一人になりたくて現実逃避するように計画した一人旅でしたが、思い切って挑戦して良かったと思います。一人旅に行ったことで重く沈んだ心が本当に軽くなりました。
・子育て、家事から離れて日常から離れられた
・誰にも縛られない、自分だけの時間が持てた
・母でもない、妻でもない、「一人の人間」に戻れた
私にも、家族にも、ポジティブな変化がたくさん。
・ママがいなくても、パパと子どもたちでも家庭は回るとわかった
・パパも子どもたちも家事力が上がったと自信がついた
・一人旅でリフレッシュ。エネルギーチャージができて家に戻ったらまた頑張ろう!と思えた
・家族そろうってやっぱりいいな、家族みんなが自覚した
ママが一人で旅行に行くなんて、家庭崩壊??と思われるかもしれない。以前はそう思っていたけど、逆でした。
旅行前にはスケジュール調整をしたり、不在中にやるべきことを確認しあったり。帰って来たら、今度は旅先での経験談を話したり。
家でストレスをためてイライラしていたときよりも、家族の会話がぐっと増えました。
旅行から帰って、多少家が散らかっていても、外食に出かけて結局パパがごはんを作らなくても、この時ばかりは許せちゃう。
快く一人旅に送り出してくれる家族には感謝しかありませんから。
全力で旅を楽しんだら、全力で家族に感謝を伝える。
これでいいんです。
ママが子どもを置いて旅行なんて…許す許さないを決めるのは私じゃない。
自分のわがままを伝えたら反対されるかな?
私だけが良い思いをするなんて許されないのかな?
許す、許さないを決めるのは私じゃなかった。
夫や、子ども、家族です。
世間の目でもありません。
旅行中、子どもを置いて一人で旅行しているのか?なんて聞いてくる人はいなかったし、子どもをパパにまかせて旅行していると話しても、それで何か嫌な思いをしたことだって一度もありませんでした。
一人旅に出たいといったら家族間のコミュニケーションのスキルが上がった
夫や家族がどう考えているか、勝手な思い込みが私自身を縛っていたのだな、と今では思います。
旅に出てみたいと思いながら躊躇しているなら、思い切って自分の思いを伝えてみてください。
反対されても、相手の答えを否定せず、それでも行くのか・行かないのか?そこは自分の判断。
反対する理由によっては話し合いで解決できることもあります。
これってめちゃ重要なコミュニケーション。
一人旅のすゝめ【罪悪感は手放して】
ざっくばらんに自分の思いを伝えあえる家族って良くないですか?
夫との関係性に自信がなくなって半ば家出するような気持ちで再開した一人旅。
結果的にはそれが家族の絆を深めるきっかけになりました。
一人旅の再開以降、私たち夫婦はお互いに積極的にひとり時間を取ることをしています。
あれから2年、徐々に夫と子供の家事力が上がっています。私の不在中、息子が朝食、娘が夕食を作るなんて話も聞きました。料理のできないパパはスポンサー兼、買い出しとか(笑)
罪悪感は手放して大丈夫。
一人で迷っているのなら思い切って一歩踏み出してみませんか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?