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第1回 フリーランスにこそ必須!なぜマーケティングが必要なの?


※本記事は、2017年に女性フリーランス向け情報サイトRhythmoonに執筆した内容をリライトしたものです。


こんにちは。中小企業診断士の津田まどかです。
そろそろ新年度。お子さんの入学・入園や進級などさまざまな環境変化の中、慌ただしく活動されている方も多いのではないでしょうか。

私自身は、春休みに突入してからというもの、新4年生の長女と新2年生の長男のペースに巻き込まれないように必死で自制しながら日々生活しています()

さて、このたび新しくスタートするコラムのテーマは、"マーケティング"です。

"マーケティング"とは、売るための仕組みづくり


フリーランスの皆さんは、"マーケティング"というキーワードを何度か耳にしたことがあるのではないでしょうか? それほど大きい規模ではなくても販売活動を主要な企業活動と位置付けている企業ならば、"マーケティング"の専門部署も存在しているものです。マーケティング部は、営業部とは異なる役割を担っています。

営業活動とは、既存顧客と継続的に接触したり、新規顧客を開拓したりしながら、日々の販売業務に取り組むことをいいます。それに対し、マーケティング活動とは、売るための仕組みづくりを指します。極論を言えば、いったん仕組みさえつくってしまえば、営業活動をしなくても自然と売れていくことを目指します。

売り込みしたくないフリーランスにこそ、必要な"マーケティング"

フリーランスの方とお話していてよく聞くセリフに、次のようなものがあります。

「もっと仕事はほしいんですけど、どうしたらいいのかよくわからないんです。」
「どうやって自分を売り込めば、相手に嫌がられないんですかね。」

中には、

「営業とか売り込みって、あまりいいイメージがなくて、自分がやることに抵抗があるんですよね。」

というように、はっきりと拒否反応を示す方も少なくありません。

その気持ち、よくわかります。
私も、まさしくそう思っているからです。

私は、独立してから14年以上たちますが、積極的な営業活動をあまりしたことがありません。それでも、ありがたいことに仕事のご依頼をとぎれることなくいただいているのは、マーケティング活動を継続して行っているからにすぎないのです。

"マーケティング"の究極目標は、売らずして売れていくこと

あなたに仕事を依頼してくれる方は、なぜあなたを選んでくれているのでしょうか? もしも、あなたが仕事を依頼する側の立場だったら、どうでしょうか?

「この人なら、ちゃんとやってくれる。」
「あの人なら、任せて大丈夫。」
「この仕事を頼むなら、あの人がいい。」

そう考えるからではないでしょうか?

その考えの背景には、"信頼"があります。
特に、企業としての看板も知名度もないフリーランスにとっては、この"信頼"を積み重ねていき、"信頼残高"を増やしていくことで、おのずと仕事の依頼に繋がり、最終的には売上アップというマーケティングの最終目標を達成することができます。この"信頼残高"を増やしていくことこそが、売らずして売れていく仕組みの核となる部分なのです。

第2回予告 マーケティングの歴史に学ぶ"売りこまない"マーケティング①

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