ナイトドライブ

星が眩しい夜に、車を走らせてどこか遠くへ行く


そんなこと、子どものときには憧れもしなかった


でも、大人になって、星灯(ほしあかり)の美しさに気がついて


その日から、夜に車を走らせる感動を覚えた


夜、最後の上映を見終えた家までの道


同僚と遅くまで飲んだ 明け方の道


一人でどこまでも行けると思った あの日の道


どの道にも それなりに思い出があって


どれも忘れたくないと思える


そんな事を考えて、今日も車を走らせている


星明かりは、いつものように


しぱしぱと瞬いている




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