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時代錯誤に思考停止して疲れた話

相変わらず転職活動中の能鷹です。ずっとサボっていたので今月初の面接を受けてきました。なんとも言えない気持ちが抜けないので、ぼかしつつ書き留めることにより供養しようと思います。

私は田舎に住んでおります。色々差し引かれる前の月収15万以下が当たり前みたいな素晴らしい田舎に。そこで手取りでも15万もらえるし未経験でもOKなお仕事があったので応募してみました。試験が以前あり、今日は最終面接でした。

ニコニコキラキラ笑顔を貼り付けてドアを開け、着席。面接スタート。

能鷹seekです。よろしくお願いいたします。

「じゃあまず家族構成を教えてください」

え、家族構成ってさ、聞いちゃいけないんじゃないっけこの時代では。

「父親の職業は?」

え、ほんとにさ、これ、聞いちゃダメじゃないっけ。答える義務ある?

ア 公正な採用選考を行うことは、家族状況や生活環境といった、応募者の適性・能力とは関係ない事柄で採否を決定しないということです。
 そのため、応募者の適性・能力に関係のない事柄について、応募用紙に記入させたり、面接で質問することなどによって把握しないようにすることが重要です。これらの事項は採用基準としないつもりでも、把握すれば結果としてどうしても採否決定に影響を与えることになってしまい、就職差別につながるおそれがあります。

家族に関すること(職業、続柄、健康、病歴、地位、学歴、収入、資産など)(注:家族の仕事の有無・職種・勤務先などや家族構成はこれに該当します)

ほらやっぱりだめじゃん。なんの意図で聞いてるわけ?しかも一番最初の質問で?私自身の自己紹介やアピール、経歴の前に?あなたの会社の説明や仕事の概要でもなく?そこ必要なわけ?

緊張を解くために質問することもあるって言ってる記事みつけたけど、緊張何もほぐれないよ?むしろ緊張してるよ?だって今あなたが聞いていることは採用において聞いてはいけないことだと知ってるのに、理由付けもなしに問われたもん。地域名を言って話をする田舎お得意のはじめましてトークでもなかったし。そもそも社長さんとはじめて話す内容がこれなんだもん。趣味欄とか書いたよ私。とっつきやすい内容だよ。外は暑いですねえ。お昼食べてきましたか?緊張ほぐすためなら、こんなに素敵な話しやすい話題もありますよ?知ってますか?社長様。

答えなきゃいけないんですか、私より私の家族や家の事情について聞いて選考を進めようとする意図はなんですか。どうしたいんですか。これは私を試していますか。禁止されていることを業務の中で当たり前のようにやっていけるかの診断でしょうか。

という形容しがたい恐怖に苛まれた私はもう無の感情になってどっと疲れてしまって、笑顔ではきはき話すことを放棄しました。もはや会話をあきらめてしまいました。あまりの衝撃に思ったこと何も言えなくなってしまったので、早く終われ非常識な面接、とだけ考えておりました。

結果、社会人なんだからもっと笑顔で人と話した方がいいよ。というありがたくすばらしいアドバイスをいただき、前回来た時と印象違うね元気ないねと言われ、面接は終了いたしました。ありがとうございました。


ついでに通り道のハロワに行き、いきさつを話しました。

「これってよくない事というか、禁止されてますよね???」

もちろんyesの回答を頂きまして、職員さんはメモしておりました。それは嫌な思いをされましたね、と同情までいただきました。

書いてもまだもやもやします。私が家族とあまりうまくいっていない人間なのに、私の未来を決める選考で、家族のことを聞かれた苦しさで心が落ち込みました。意味がある質問だったと仮定すると、そこうまくいってる人かどうかの発見器だったのかもしれないですね。だったら効果的でしたねおめでとうございます。

この晴れない気持ちのおかげで文章を書くことになり、私はnoteにurl貼り付ける方法と、引用する方法を覚えました。社長ありがとうございました。

次頑張ります。読んでいただきありがとうございました。


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