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思い出に残っているのはプロポーズのために準備するお客さんのお話し。

今日はご来店されたお客様で特に印象的だったエピソードについて書いてみたいと思います。

工房に遊びに来てく出さる方は主にご夫婦やお子さん連れのご家族です。
木工ろくろは悲しいかな知らない方が多く、役8割のお客様が陶芸(ねんど)と間違えてご来館されます。それでも中にはきちんと木工ろくろと理解して遊びに来てくださる方もいます。

「結婚式でプロポーズを「一生お味噌汁を作ってください」(だった気がします…汗)と彼女に伝えたいです!!!」というお客さま。
「あぁそれでお椀作りを!」
とうれしくなる私に、お客様が放った事は

「だから一からすべて作ることにしました!出汁のカツオを釣って、鰹節を作り、野菜も育て…そして最後におそろいのお椀を作りたいんです…!」

びっくりする私をよそに盛り上がる男性方…。
私は呆気に取られつつもお椀の制作、それを楽しそうに撮影するお友達。

かなり高いテンションについていくのはやっとでしたが、とても楽しかったのを覚えています。

 主役の男性から彼女さんへの愛はもちろん感じましたが、それ以上に魚釣りから最後まで付き合ってくれるお友達に主役の男性が愛されているなーととても暖かい気持ちになりました。

当館に訪れてくださるお客様は皆さん温かい人ばかりで、いつもエールをいただきます。体験の接客はお時間もかかり大変な面ももちろんあります。けれどそれ以上に楽しんでいる私がいます。お椀作りをしてみたいなーと思う方はご連絡くださいね。お待ちしております。

(写真は、当時のプロポーズ用のお椀ではなく、別のお客様の体験のお椀になります。)

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