【カシバナシ】陽だまり-村下孝蔵

歌詞の話をするカシバナシ、今回は村下孝蔵さんの陽だまりから。

好きな部分

2番サビ前

ああ 僕は
君一人のためだけのひとりぼっちさ

陽だまり-村下孝蔵

完璧ですね。
こういうネガティブなワードをとてもポジティブというか、ロマンティックな表現に変えてしまえるのは素晴らしいです。
この世界は見方次第で如何様にも姿を変えるわけなので、これを示している素晴らしい歌詞だと思います。

村下孝蔵さんの歌詞には、日本語を見事に駆使して繰り広げられる風景の描写がよく見られます。曲を聴くたびにいつも、日本人に生まれてよかったなと思います。

日本語の表現

言語に依存する表現があるといわれます。つまり、日本語にしかない表現があるということです。
日本語にはそもそもたくさんの擬音語、擬態語があったり、季節をとても細かく分けている二十四節気もありますし、雨や雪に対する表現もたくさんあります。それぞれの言語にはそれぞれの風土に合わせて発展してきたという背景があり、自然描写という観点では日本語はとても表現の幅が大きいのではないかと考えます。

もちろんほかの言語でも独特の表現があるわけですから、何が良くて何が悪いかではありません。
歌詞を通してでも日本語の良さに気づけたなら、もっと日本語を好きになることもできますし、この考えをほかの言語に応用することでもっと歌詞を聴くのが楽しくなるのではないでしょうか。

という感じです。


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