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AIは敵か?味方か?

現代社会において、AI(人工知能)の急速な進化は誰もが認めるところです。
私たちは日常生活や仕事の中でAIを目にすることが増え、その影響力はますます大きくなっています。
その影響力が大きく見えるほど新たな変化に一部の人々は恐怖し、想像できない未知のものに警戒します。
はたしてその恐怖や警戒は正解なのでしょうか?
果たしてAIは敵なのでしょうか?味方なのでしょうか?

ここでは少し柔軟な目線で見ていきたいと思います。


AIは「敵」なのか?

AIを敵と見なす視点には根拠があります。
例えば、AIが仕事を奪うのではないかという懸念はよく聞かれます。
自動化が進むことで、従来の仕事が減少し、失業率が上がる可能性があります。
また、AIが人間の能力を超え、制御不可能な存在になるという恐れも存在します。SF映画や小説では、AIが人類に反逆するシナリオが描かれることが多く、それが不安を煽る一因となっています。

AIは「味方」なのか?

一方で、AIは味方とも言えます。
医療分野では、AIが診断や治療の精度を向上させ、多くの命を救うことが期待されています。
製造業では、AIが効率化と品質向上を実現し、企業の競争力を高めます。
日常生活でも、スマートホームや音声アシスタントが私たちの生活を便利にしてくれています。
また、身近なところだとエクセルやワードなどの関数などの知らなければできない処理などもAIの手助けによって専門的に知らなくとも多くの人が扱えるようになるなど補助的な役割も担ってくれると考えられます。

「使う」か「使われる」か

ここで重要なのは、AIは敵でも味方でもなく、「使う」か「使われる」かという視点です。
これは産業革命時の機械に対する考え方と同じです。
産業革命の初期、機械が労働者の仕事を奪うと恐れられましたが、最終的には新たな産業と雇用を生み出しました。
一部の技術を持った専門職は不必要となり一般職が出来る仕事となった反面、新たな専門職が出現しました。
同様に、デジタル化の波も多くの変化をもたらしましたが、適応した人々や企業は大きな利益を得ました。
またJRの改札の切符切りがなくなった時同様多くの人は仕事の変化を求められました。

幸いなことに現時点の人々は、「AIを使う人間」にも「AIに使われる人間」どちらにでもなれる環境にいます。

AIを使う人間になるために

最終的に、自分が「AIを使う人間になっている」か「AIに使われる人間になっているか」のどちらかしかありません。
AIに使われる人間になりたくないのであれば、変化の中で学び続ける必要があります。
感情論を抜きにし、冷静にAI技術を理解し、活用する力を身につけることが求められます。
それと同時に新たな市場であるAIにより新たなサービスや運用には、まだ誰も手を付けていない市場が広がっていて、変化のない時代にはなかったAIドリームを掴むチャンスととらえることが出来るのです。

社会が決める変化

現在ではAIを毛嫌いして拒絶している人々がいることは確かです。
しかし変化が終わった後の世界では、その結果がどうであれ対応するしかありません。
もしかしたらAIが過大評価されていて大きな変化はないかもしれませんし、AIが過小評価されていて劇的な変化があるかもしれません。
その大小に関わらず、社会の変化は個人が決めるものではなく、人々の集合体である社会全体が決めるものです。
残念ながら個人の感情では変化は止められないのです。
AIの普及と影響は避けられず、私たちがどのように対応するかが重要です。

まとめ

AIは敵でも味方でもなく、それをどう活用するかが鍵です。
歴史が示すように、技術の進化に対して適応した者が成功を収めます。
私たちはAIを使う側に回るために学び続け、自らのスキルを高めていく必要があります。
その先にあるのは、新たな可能性と未来への希望です。
AIの時代を迎えるにあたり、私たちはその波に乗り、AIを最大限に活用する準備をしなければなりません。


筆者:哉司
1995年から心理学に興味を持ち独学で学ぶ。
1998年からネットを主軸にカウンセリング活動を始める。以降経験や知識を活かして様々な分野で助言・参画などをしている。
映像ディレクター/自主映画監督/CGクリエイター/グラフィッカー/映像カメラマン/スチールカメラマン/Youtuber/俳優/地方創生活動/

監督・出演作品「殺し屋ジャスティスレッド」

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