見出し画像

3DCG上達方法:観察力と創造力の鍵

※アフィリエイト広告を利用しています

3DCGは、映画、ゲーム、アニメーションなどの分野で広く使用されている技術です。3DCGの上達には、よく見る力と創造力が欠かせません。
この記事では、3DCGのモデリング、質感設定、アニメーション付けにおける上達方法を紹介します。


1: モデリングの上達方法

よく見る習慣の重要性

モデリングにおいては、形状を正確に捉えることが重要です。人間の目は実際には曖昧な印象しか得られていないため、再現するのは容易ではありません。普段からよく見る習慣を身につけることで、観察力を養いましょう。
動物の絵などを記憶だけを頼りに描くと、普段どれだけ曖昧に見て、記憶しているかが分かります。
生物モデリングの場合は骨のつき方や筋肉の流れもよく見て理解する必要があります。3DCGと言えどもデッサン力と同じように見る力が大切になります。
とにかくモノを見て視て観てみてみるとしばらくCGソフトを触っていなかったのに3DCGの上達を実感できることもあるくらいしっかり見る事はとても大切です。

2: 質感設定の上達方法

観察力の重要性

質感設定においても、よく見ることが肝心です。物質の色の混ざり具合(テクスチャー)、光の乱反射、光沢、映り込みなど、細部にわたって観察する必要があります。それが物質の質感によるものなのか、ライティングによるものなのかを理解するためです。

3: アニメーション付けの上達方法

スローモーション視点の重要性

アニメーション付けにおいては、物事の動きをスローモーションで捉えることが必要です。早くて見逃してしまうわずかな動作が、リアリティと説得力を与えます。細かな動きに注目し、リアルさを追求しましょう。
気になった動きはスマホのスロー撮影などを使って普段から確認するようにすると良いでしょう。

創造力と映像演出

アニメーション付けにおいては、必ずしもリアルさだけを求める必要はありません映像としての演出が重要です。現実ではありえない形状や動きでも、映像として魅力的で良い結果を生み出すことができます。常識にとらわれずに創造力を発揮し、自由な発想でアニメーションを作りましょう。映像にアート性や個性を取り入れることで、魅力的な作品を生み出すことができます
今まではリアルで見る事が大切と書いてきましたが、演出だけは別です。見たままやリアルを重視したものはリアルでしかなく、3DCGである必要性が無くなります。演出では3DCGだから出来ること、3DCGが得意としている「リアルでは実現不可能な手法」までふんだんに使って自由な映像を作り上げましょう。

4: 継続と実践の重要性

継続した学習と実践

3DCGの上達には、継続した学習と実践が欠かせません。新しい技術やツールの習得に取り組むだけでなく、実際にプロジェクトに取り組むことで経験を積み上げましょう。失敗や試行錯誤を通じて成長し、次々と新たな課題に挑戦しましょう。似たようなメンバーで似たようなことばかりやるのではなく、色々なチームと色々なことを行うことで今までは見えなかった課題や問題が見えるようになります。それを成長の機会ととらえ乗り越えていきましょう。

コミュニティや資源の活用

3DCGのコミュニティやオンラインの資源は、学びと成長のための貴重なツールです。他のアーティストとの交流や情報共有を通じて、知識やアイデアを得ることができます。積極的に参加し、自身のスキルアップに役立てましょう。しかし、あまりのめり込み過ぎると誰かの考えの寄せ集めになってしまいがちになるので、あくまで「良い所のポイントを学習する」という考えを常に持ち続けましょう。

まとめ

3DCGの上達には、よく見る力と創造力が不可欠です。モデリング、質感設定、ライティング、カメラ設定、アニメーション付けにおいては、常に観察力を養い、細部にまで目を向けることが重要です。
また、リアリティにこだわるだけでなく、創造力を発揮して映像の演出にも挑戦しましょう。
継続した学習と実践、コミュニティや資源の活用も上達を助ける重要な要素です。
3DCGの世界で自身のスキルを高め、個性溢れる作品を創り出しましょう。


筆者:哉司
1998年から3DCGをはじめ、ゲーム会社インターンを経て映像制作会社でTV番組、MV、CMなどを学ぶ。
2004年にフリーの映像ディレクター、グラフィッカーとなる。
街頭ビジョン、TV番組、自主映画、カメラマン、俳優、Youtubeなどで活動している。
監督出演作「殺し屋ジャスティスレッド」

運営Youtubeチャンネル「自主映画応援チャンネル」


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?