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どうしたら怒らずに子どもに優しく伝えられる?【対話から考える#9】


スリーアウルは、丁寧な対話を通してひとりひとりのありたい姿に近づけるよう日々伴走を続けています。

【対話から考える】のマガジンは、子育て、パートナーシップ、キャリアなどの悩みや不安を一緒に考えていく場です。
"ご自身なりの答え"にたどりつくヒントをお届けします。

では、本日のご相談です。


「どうしたら怒らずに子どもに優しく伝えられるようになりますか?」


中学生の娘がいます。
学校・家・習い事などの言うことをきかないと激怒してしまい、あとから反省することが多々あります。怒ると余計に娘が反発するし、話がややこしくなるとわかっているのに……

時間の余裕がないときにもイライラせず優しく伝えるために、気を付けることやポイントがあれば知りたいです。


子どもに怒る前に、まず自分に優しく


子どもに優しく伝えたいのについ怒ってしまう。
子育ての試練のひとつですよね。(何度寝顔を見て反省したことか……)

言うことをきかなかった子どもに対し「なんで?」「どうして?」と問い正したくなる気持ちをちょっとおさえて立ち止まってみてください。
もしかしたら決めつけが隠れているかもしれません。

■本当にいつも子どもが悪いのか
■親の思い通りにいかなくてイライラしてしまっているのではないか

すぐに子どもが悪いと決めつけず、少し離れたところから子どもの気持ちを想像できたらいいですよね。
そのためには、
親の心の余裕をいかに用意しておくか
=自分を優しく労わる
ことが最優先です。


6秒ルールでクールダウン


EQ(心の知能指数)やアンガーマネジメントのトレーニングでは、イライラした時のコントロールの方法として、下記のようなものがあります。

EQ(心の知能指数)とは?
自己や他者の感情を理解し、自分の感情をコントロールする知能

アンガーマネジメントとは?
怒りとうまく付き合うための心理教育やトレーニング

①いったんその場から離れる

②深呼吸し6秒数える

③自分を客観視して観察する

④相手の立場や気持ちに立ってみる

⑤自分に優しい言葉をかけてあげる


〜例えば今回の質問者さんの場合〜

娘さんがいつまでもテスト勉強しない場面に遭遇
①その部屋から離れる
②ふーっと深呼吸を6秒する
③勉強せずのんきな娘にイライラしているなぁ
④部活で疲れているのかも。それとも親が見ていないところで真面目に勉強しているのかなぁ
⑤そもそも娘のテストは親の問題じゃないよね。サポートが必要なときに母としてがんばろう。もう今日はゆっくりして自分を労ろう!

上記のなかでも「6秒ルール」、つまり6つ数えると脳がいったんクールダウンして冷静になれる効果があります。
方法を知ったからといって瞬時に対処するのはハードルが高いかもしれませんが、イライラが爆発しそうになったらまず「6秒!!」と心の中で唱えてみてください◎

それでも子どもに強く言ってしまったとき、わたしは直接謝ることを心がけています。
「さっきはごめんね、ちょっと疲れていてついきつく言っちゃった」 「ごめん、今のは言い過ぎた。もう1回伝え直していい?」など。

繰り返し心がけることで、段々と子どもも親の感情を理解するようになってきました。 そして、子どもも自分の気持ちを伝えてくれるようになりました。 現在進行形ですが、一歩ずつ信頼関係を築くことが出来ているように思います。

イライラしてしまったときの対処法を事前に準備しておくと安心◎
ご自身に合った「マイルール」を探してみてくださいね。

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