Apo and the Apostles新曲公開◎SABABA!!と言いたい!
コロナによるアーティストへの影響は世界中にある。パレスチナだって。
Everything will be Sababa!!
パレスチナのバンド、Apo and the Apostlesの新曲 Ana Mishが発表された。
もちろん、どの国もコロナコントロール下にあるので揃って演奏はできない。しかもボーカルのApo以外はイスラエルの作った分離壁の向こう側、パレスチナ自治区・ヨルダン川西岸地区に住んでいる。普段は壁に阻まれ、今は壁とウイルスに阻まれて今回のこの企画!
真ん中がAPO 右 Firas 右下 Victor 左下 Pierre 左上 Amir
それぞれがそれぞれの場所で演奏し融合する。いいじゃない!Sababa!!
みんなで一斉に演奏するの大変だったんじゃない?
本当に大変だったよ。インターネット環境だってよくないんだからlol
とlol の絵文字付き。 4/20 メッセンジャーでのやり取りはベースのAmirと
本来ならこの時期ライブがたくさんある。すべてキャンセル。パレスチナも日本も同じ状況だと思う。世界がこんなにも同じ悪条件で揃うことってそうそうないこと。じゃあ、どうする?やるか?やらないか?
やってやろうじゃないか!
Sababa
sababa サバーバ Good Fineなどの意味
さて、これはヘブライ語?アラビア語?どちらでしょうか?
これは現代ヘブライ語とアラビア語が融合したスラング。
あらゆるものが素晴らしいという意味にもなる。
Apo and the Apostlesの楽曲は週末ソング、Sababaソングと称している。
週末、ビール片手に聞く音楽。戦火にある?占領下にある?
日常を生きているのだ。
テルアビブがアラブ化した日、共に壁を超えた
2019年5月2日午前、ベツレヘムにいた。Apo and the Apostlesのメンバー、ベースのAmirとランチを共にしていた。夜はテルアビブでライブ!
Roots of art
このライブイベントはテルアビブヤッフォで開催される。テルアビブ!!
16時にベツレヘムの分離壁の向こう側に車が迎えに来る。壁を越えなければならない。
バンドApo and the Apostlesはエルサレムのアルメニア人であるApo、他のメンバーは壁のこちら側ベツレヘムやラマッラーに拠点を置いている。IDカードも緑色。
さあ、壁を越えて。長い回廊を歩きながら
今一度、Apo and the Apostlesから日本のみんなへ
これは2018年のこと。私は彼らのライブの何度か観ていた。バンドメンバーと共通の友人がいたことから、日本からライブに行くのでぜひ取材させて欲しいとお願いしたんだった。それ以来、個人的にも仲良くしてもらい音楽の話から私生活まで話を聞かせてもらっている。
最後に
自分の好きなパレスチナ、その土地・文化を知って欲しい、広まって欲しい、という気持ちでいつも基本的には無料公開にしています。
その気持ちは今も変わりありません。爆発的に読まれるジャンルではないことも知っています。パレスチナは紛争地だけではありません。そこに息づく文化や風土があります。あらゆる意味でここは世界の縮図と言えます。
この仕事をこれからも続けたい、私がやらないといけない仕事、私にしか出来ない仕事だと思っています。フィジカルなイベントが開催が出来ない今、私にとってインターネット上だけが情報発信元として動ける場所です。
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