テルアビブだから
ゴールデンウイーク中の安倍首相の中東外遊の最終地、パレスチナとイスラエル。
安倍首相とのイスラエル・ネタニヤフ首相主催の夕食会のデザートが物議を呼んでいる。
(上写真はMddle East Monitorより)
(見た感じ紳士用の)靴の中にデザートのチョコレート。
なんらかの意図があるのかないのか。安倍首相がネタニヤフ首相に日本の大使館はテルアビブからエルサレムへの移動はしないと宣言し、パレスチナへの入植を自粛するようにと忠告したせい?とか場所が場所で時期が時期なだけに色んな憶測をしてしまう。
でもよく考えてみよう。この担当シェフのモシェはテルアビブの新進気鋭のシェフなのだ。そうテルアビブの。しかもレストランはかなりオシャレ。
テルアビブはユニークでヒップな街。テルアビブの第一印象は
何でもあり?!なのここは!!
イスラエルをシオニスト国家だと思っていたせいもあり(特に政治はそうなのだが)、エルサレムからテルアビブに行ったということもあり、テルアビブの自由な雰囲気に圧倒され服を脱ぎ叫び走り出しそうになった。
狂信的なユダヤ教徒のゲイがいたり(イスラエル国旗の横にレインボーフラッグが掲げられている!)とんこつラーメン屋さんがあったり、ドラッグを見かけたり、半裸と言っても過言ではないくらい薄着の女性達、その横を通り過ぎる聖書片手にシナゴークへ向かう超正統派の人、ちょっと田舎っぽい人はキブツから遊びに来ている人だったり。そういう多種多様な人が混在するテルアビブ。
テルアビブだもんね、こういうこと(靴にチョコレイト)もありなのかな?
とか思ってしまう。
思いがけずなのか、意図的なのかこの報道でモシェ、そしてモシェのレストランの宣伝効果はかなりのものだったと推測される。
美味しそうには見えなかったけれど。
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個人的には異性愛者・同性愛者・バイセクシャルのお友達もいて恋愛対象が誰であっても驚かないのだけど、ユダヤ教のルールとして禁止されているためテルアビブでの堂々とした同性カップルや各種店舗のゲイフレンドリーアピール具合には驚き、むしろ日本よりもオープンだと思った。これはテルアビブだからできることだろうとも思う。