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起業の夢と事業を回すこと

パンの先生が来てくれるという一大イベントが終わりました。ありがとうございます、Threebread店主です。

今回は、起業したい思いと事業をすることは違うよってお話。まだ起業新米の私が思うことを綴ろうと思います。


私の小さな事業でも、起業とか独立したい人というのは自然と近くに寄ってくるというか、話を聞くことが多いです。

起業ってなんだか夢がありますよね。自分の好きなことを自分でコントロールして、自由にできる。みたいなイメージだと思います。

私は、自分の好きなパンを作りたい(開発したい)という野望も含んで起業しました。
しかし、週末2、3回のお店の営業でも、その野望は事業全体の数パーセントの割合でしかできていないと感じています。

やりたいことと事業を回すことは全然違うと、起業前から分かってはいましたが、想定よりも少なかったというのが正直な感想です。
もっと事業自体の手を抜く方法もあると思いますが、それは事業の他の目的に反したり、自分自身の仕事の満足度にも影響するので、私はあまりそうしたくはないです。

パンを作ることはやりたいことなので全然苦にはならないのですが、たくさん作っても売れなければ意味がなくて、そこも難しいところです。
広告、宣伝、商品の見せ方、伝え方、当店はどんな思いで作ったのか、そんなところを販売では意識しているつもりです。

盛岡の人は、一度は手を出してくれるけれどその後は分からないということが多いです。
その気質の中で、どんな満足を提供できるかというのは、いつも考えなければいけない課題です。

私は生憎、人柄で商売が成り立つタイプではなく、商品で勝負タイプなので、私が感じる美味しいという感覚を、なるべくその印象のままお客様に伝えたいなと考えています。

先生のコックコートと
パン(ダンボール内)



でも、個人事業主は自分が面白いと感じたものを自由に取り入れることもできます。そこが最大のメリットだと思います。会社員はそんなことできないですよね。
バス広告をやってみたり、自分でイベントを企画してみたり、面白いと思う材料で商品開発してみたり。
お金や労力はそれなりにかかりますが、自分で決めたことを貫くのは私には合っています。

起業に夢を持つのは全然悪いことではないし、夢がないと続けられないと思います。けれど、現実も見ておかないと自分の夢に足元を掬われてしまいます。

自分の事業で何を大切にするのかは、それぞれの事業に多種多様な思いがあると思います。でも、それをはっきり認識してほしいなと、起業したいと思っている人には伝えたいです。
芯の部分があれば、事業のためにリスクを取ることもできるし、必要なものやそうではないものの判断もつきます。そして、迷ったり不安になった時に道標になって導いてくれます。



起業たった4年の、しかもかなり小さな事業しかしていない私が偉そうにすみません。
すっきりしました。noteはいいツールですね。

私は私の事業を、仕事を進めていこうと思います。Passionです!

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