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モバックショウに行ってきました

販売用のトレーを壊しまくっているThreebread店主です、こんにちは。報告する上司がいないのが個人事業主の最大の利点ですよね。
さて、今回は製パン・製菓の展示会に行ってきた報告回です。製粉会社さんたち頑張っています。


モバックショウ2023

展示会は3年ぶりに行ってきました。
前回は、工房を作るために機材を見に回っていました。そこで出会ったメーカーさんのオーブンを今使っています。

今回は、粉を中心に見て回りたいと思ってエントリーしました。
愚痴にはなりますが、普段小麦粉を全然紹介してもらえないんですよね。小さな店舗なので仕方ないですが…

それはさておき、このモバックショウは幕張メッセを会場にした大きな展示会です。
ここに来れば、国内のパンに関わるメーカーさんと実物を見て自由に話ができます。魅力的ですよね!

ということで、前日入りして張り切って行って参りました。


このどデカい看板っていくらするのだろう…
なんて経営者目線発動しました


国産小麦

テーマとして、国産小麦のハード系への利用について聞きたいという気持ちがありました。

国産小麦は、クラスト(皮)の香りが弱いのが悩みでした。ハード系の感じが出にくいというか…
それから、味の差別化が難しいと感じていました。どれもわりと淡白な味わいなんですよね。

試食させてもらった北海道の小麦は、とても濃厚な味わいで美味しいと感じました。むしろ私の技術不足で美味しく作れていないのかな、と思ったり。

他にも、初となる国産のハード系用の小麦にも出会えました。
これもいただきましたが、クラストの香りが正にハード系!とってもいい香りでした。
可能性を秘めた小麦だと確信しました。

国内小麦の需要が高いのか、力が入っているように感じました。本当にいろんな小麦があって、ハード系に使えそうな小麦もあるのでは、と希望が持てました。
サンプルが届くのが楽しみです。


The 東京


全粒粉

もう一つの課題は、全粒粉。
これを使った大型のパンを作りたいと前々から思っているのですが、なかなか上手くいかずヒントを得たいと思っていました。

大手メーカーさんの2ブースでそれぞれにお話を伺ってきましたよ。
かなりタメになるお話をいただきました。私自身の知識不足もあるのだと再確認。
やっぱり直接話が聞けるってありがたすぎます。

いただいた試食で、全粒粉推しのパンの味も確認してきました。最終的な味の到達点が分かったような気もしていて、感謝しかないです。

こちらもイメージを膨らませて試作に取り掛かりたいと思います。


日曜日はイベント販売もしていました


他にも書ききれないほどのメーカーさんとのお話があるのですが、行ってよかったという感想しかないです。
このあと届くであろう面白い粉たちを使って、色んなことを試したいと思います。

各メーカーさんの、別れ際の晴れやかなお顔が忘れられないです。皆さん自社の製品に誇りを持っていて、とても気持ちの良い対応をしていただきました。

製粉会社さん、引いては農家さんの誇りを損なわないような商品を作らないといけないと、襟を正して帰ってきました。

工房で孤独に作っていると忘れてしまいそうになるのですが、自分一人でモノ作りしているのではないんですよね。材料があるから作れる。
そして、完成品を作っている人だけが、お客さんから直接反応いただける特別な立場にいるのだと、よくよく認識して謙虚に作り続けたいです。

とても刺激的な1日でした。
次回の東京開催は2年後のはず。また必ず参加したいです。


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