ラン活④：そごう横浜のランドセル売り場

迷宮入りしつつある真ん中の子のラン活…今年がんばって調べれば年子の一番下の子のランドセルはそれほど悩まずに済むと思うので、納得できるランドセルを買いたいと思うこの頃である。

2022年入学のランドセルがまだ販売されている百貨店のランドセル売り場に寄ってみた。
2022年入学用ランドセルはもうシーズンも終盤であるので、他の客もほぼおらず、店員も積極的に販売しようという気持ちもないのか、自由に背負ってみることができた。

今日の目的。
今回百貨店のランドセル売り場に寄ってみようと思ったのは、セイバンの天使のはねランドセルとフィットちゃんランドセルを背負い比べてみたいと思っていたからである。

小柄な子はフィットちゃんの緩やかに肩に落ちるシルエットの背カンが1,2年生のうちは背負いやすいと聞いたことがあった。
これまで鞄工房山本や土屋鞄で背負わせたランドセルの背カンは、垂直に立ち上がってガクンとさがる、というような形状であった。
（※訂正：垂直ではなく、やや斜めに立ち上がってガクンと下がる感じであった。）
これは写真で見るとたしかに背中はフィットしているように思うのだが、どうも肩のあたりが浮き出ていてしっくりこないな…と感じていた。
立ち上がり背カンというとこのタイプの背カンが多いような気がしているのだが、これとは違うタイプの背カンを背負わせて本人の背負い心地がどんなものか、試してみたかったのである。そして、カタログで気になりつつあるセイバンの天使のはねランドセルがどんなものか、見てみたかった。

ちなみに、長男のランドセル購入当初はまだ立ち上がりタイプの背カンよりも従来の立ち上がらない背カンが主流であったと記憶しているが、現在小4の長男のランドセルを見てみると、立ち上がっていない背カンでも、肩ベルトはとてもしっくりと肩の形状に合わせて馴染んできている。
現在も立ち上がりではない背カンを採用しているランドセルメーカーが、自然とその子の肩に馴染むようにベルトが変化していくのが一番、と言うのを目にしたことがあるが、これは本当にそのとおりだと思う。

写真で見比べてみる。
さて、フィットちゃん、天使のはね、多分どちらでもない背カン、それぞれのランドセルを背負った様子がこちらである。

↓これはブラウエ・ブルーエというシリーズのランドセルだった気がする。

↓こちらも同じくフィットちゃんの背カン。なんのシリーズだったか覚えていない。

↓そして、セイバンのプーマのモデル。

↓上から見るとこんな様子である。

↓こちらは鞄工房山本とのコラボモデル。

↓こちらも上からみた様子はこうなっている。セイバンはベルト自体がより背中に近い場所からくっついており、肩を巻き込んでいるようなイメージ。鞄工房山本は背中というよりは肩の手前あたりからベルトがついている感じである。

ちなみにどれも息子に合わせてベルトの調整などはしておらず、ただ展示されているものを背負っただけである。

やる気の無い息子の様子はさておき、素人目で一番しっくりくるのはセイバンの天使の羽のように思う。ベルトの長さが試着した中では一番今の息子の体格にあっているからのようにも思うが、肩の上の部分にスペースがない。つまり体に密着しているということではないか？

鞄工房山本とのコラボモデルは立ち上がりが結構強く指一本分くらい肩から浮いているような感じである。土屋鞄のランドセルも同じような印象だった。土屋鞄はさらに革がかなりしっかりしているので、肩ベルトの馴染みは悪そうに感じた。学年が上がるにつれて気にならなくなるのかもしれない。

肝心のフィットちゃんは…うーん、よくわからない。鞄工房山本の背カンよりはフィット感があるような…

どれも痛いところがあるわけではないそう。この中で一番重量があるのは鞄工房山本とのコラボモデルで1400g弱だったが、これでも特に他と違いは感じないそうだ。

候補の一つになっている鞄工房山本のランドセルは、改めて見るとやはり小マチは小さく感じた。大マチも12cmとごく普通の収納力なので、ちょっと悩ましい。

セイバンが急浮上。
先日セイバンのカタログが届いたのだが、やはり機能面では大手メーカーの中でも一番充実しているように思う。背カン以外でも背負いやすい工夫や快適に背負える工夫がされていて、子供自身が使いやすいランドセルであるように思う。
通っているくもんの教室にセイバンのオロビアンコモデルのランドセルを背負っている子がいて、以前から素敵だな〜と感じていたセイバン。今まで工房系を中心に検討していたが、なんだか決め手に欠けている現状…
そして、百貨店に並んでいるのは9割方人工皮革のランドセルであった。置き勉が推奨されているとはいえ、少しでも軽いランドセルを、と思うのが最近の親心なのだろうな、と感じた。
ともかく、3月にセイバンの横浜店がリニューアルオープンするらしいので、行ってこようと思う。

3月というともう工房系のランドセルの注文がスタートする時期。今年はどの工房でも以前と比較すると一番生産量が多い年のように感じるものの（黒川以外）、4月に入る前に決めてしまいたい…