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栄光ゼミナールと日能研の違い

栄光ゼミナールに通い始め1ヶ月ほどが経過した。
それまで通っていた日能研(本部系)とは随分違うなぁと思うことが多いので、そのあたりをポジティブ・ネガティブな面で比較して書いてみたいと思う。

Positive① 明確な宿題が出る。
息子の通っている栄光ゼミナールの校舎では、国語と算数は動画+対面授業のハイブリット型のコースを採用しており、理科と社会は対面授業のみとなっている。
ハイブリット型の科目は、対面授業前に動画を視聴→動画内で出された宿題をやる→対面授業に出席→対面授業で出された宿題をやる、という流れである。
すなわち、国語と算数に関しては、2つの時点で宿題が出て、理科と社会は対面授業で明確な宿題が出る。

宿題の量は、それほど大したものではない。
算数で言うと、動画視聴後にはその回の授業で扱う単元の基本的な一行問題を1ページ分ほど、国語は動画内で扱った文章問題の残りを2,3問+語彙の問題1,2問といった程度。対面授業後の宿題のほうがメインで、それぞれの科目で2~3ページほどを指定され、それを一週間かけてこなし、次の授業時に提出する、という流れである。
また、これらの他に計算日記と漢字日記という副教材があり、これらはそれぞれの授業日以外の日に毎日決められた分量をやるように指定されている。計算日記と漢字日記も次回の授業で提出することになっている。

通っていた日能研では明確な宿題というものは提示されず、提出義務もなかった。先生からこれをやってきてね、と指定されることで「やらなきゃ」という気持ちになるような気がする。
いや、受験生なんだから先生から言われなくても自分でテストに向けてやるべきことをやれよ、というツッコミを入れたくなるが、我が家の小学校4年生男子にはそんな自主性は期待できないため、明確にやらなければならない課題が提示されているほうが日々の学習を進めやすいのである。

ちなみに、一週間の宿題スケジュールはこんな感じである。これをホワイトボードとマグネットで管理している。

月:動画視聴、漢字日記、計算日記
火:動画宿題、漢字日記、計算日記
水:対面授業、漢字日記、動画視聴
木:動画宿題、漢字日記(漢字テスト対策)、計算日記
金:対面授業、計算日記、算数宿題、漢字テストなおし
土:社会宿題、国語宿題、計算日記、漢字日記
日:理科宿題、計算日記、漢字日記

毎回の国語の授業時に、漢字日記の1週間分の学習範囲から出題される漢字小テストがあるので、これのために対策をする、というのが毎週の習慣になっている。

Positive② 動画視聴+対面授業で集中力が持続しやすい。
これは賛否両論あるらしいが、うちの息子にはこのハイブリット型の授業展開は合っていると思う。
対面授業前に視聴する動画は45分ほど、対面授業は50分授業である。学校の授業とあまり変わらないので、途中で集中力が続かずぼーっとしてしまう、といったことが(全く無いわけではないだろうが)日能研の75分授業よりも少なくなったと思う。少なくとも自宅で動画を視聴している45分はまぁまぁ集中しているように思う。

ハイブリット型授業はコロナの影響で始まったものらしく、校舎によってはハイブリット型から全面的に対面授業に切り替えたところがあるらしい。息子の通う校舎も夏期講習明けから全面的に対面授業に切り替えが予定されている。対面授業のみになると一回の授業時間が必然的に長くなるので、正直、このままハイブリット型のほうが良いなぁと思っているのだが、仕方ない。

Negative① テスト回数が少ない。
日能研では最低でも二週間ごとに育成テストがあり、これにプラスして公開模試があるので、多い月には4回の週末のうち3回がテストというスケジュールであった。
息子の栄光ゼミナール入塾のタイミングがちょうどアタックテストの後であり、現在は夏期講習中であるため、テストを一度も受験していないのもあるが、アタックテスト自体が日能研の育成テスト等と比較すると頻度が少ないため、定着確認の機会が少なくなってしまった。

単元の確認テストが一定の短期間でやってきたほうが、定着漏れがどこにあるのか確認しやすい。とはいえ、息子は2週間毎の週末のテストに追いついて行く体力もなく、また、テスト直しがしっかりとできているわけではなかったから、テストの回数が増えても定着漏れの確認は効果的にできなかったかもしれない。

ただ、通っていた日能研の校舎ではテキストと栄冠、漢字と計算以外に補足的なプリント類が配布されることは一度もなかったが、栄光ゼミナールではいつ使うのかもよくわからない確認テスト的な教材や授業中に配布されるプリントがある。テストの代わりになるのかは不明だが、基礎的な内容の反復練習は栄光ゼミナールのほうができる気がする。

総合的に息子の様子を見ていると、栄光ゼミナールに通っている今のほうが、勉強に対するストレスは少ない気がする。
教材のレベル的にも、完全にお手上げ状態の問題が日能研に比べると少ないというのもあると思う。
もちろん難関校や御三家を狙うご家庭にとっては話が違うと思うが、あまり無理のない再スタートを切れたのではないかと思っている。

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