ハワイ編-2020年コロナ禍での旅行が教えてくれたこと
2020年、コロナに翻弄される中、我が家は2回旅行した。
2月末~ハワイ、
12月に石垣島。
モラル違反を犯して決行した訳でなく、結果としてコロナの波を上手にくぐり抜けたことになる。
ハワイに出発した2月末。
まだアメリカにコロナが押し寄せていなかった。
もともと私は歴史や文化志向で、
ヨーロッパが好きだった。
これまで海辺のリゾート地はあまり行く気にならなかったが、思い切って反対の行動をとってみようと思った。
3ヶ月前に次女が急逝したショックで、
これまでと違うことがしたかったのかも知れない。
ハワイに行ったら、
人生觀が変わったとか、ウツが治ったとか、ビジネスがうまく行くようになったとか、
前から色々と聞いてたこともあった。
ハワイに行くことで、
人生を揺るがす何か、
価値観をひっくり返すような発見や出会いなどがあるかも…
と少しだけ期待していた。
さすがに海はキレイ。
何回も虹を見た。
のんびりと過ごす海での時間は初体験だった。
全世界から人が押し寄せるのも納得できる。
だが、期待していたようなことは、特別何も起こらなかった。
ホテルのベッドで目覚める度に、亡くなった娘のことを思った。
日本にいる時と同じだ。
悲しみが激減することなどなかった。
海辺に落ちるでっかい夕日を見ても、悲しみはなくならない。
地球の反対側に来ても彼女を忘れることはない。
それが収穫だった。
むしろ、覚悟ができた。
私はこの悲しみを
死ぬまで持って行くのだ。
時が経てば、少しは薄らぐかも知れないが、忘れることなどないだろう。
私はこの欠落感と共に生きる決意をした。
そして復路のハワイアン航空。
見るものがなくて番組を探しまくっていると
《God Friended Me》
という米CBSのドラマが目に止まった。
無神論者の主人公のところに
「神様からの友達リクエスト」が届くという話。
主人公の黒人青年は、牧師の息子でありながら、無神論を説くポッドキャストを配信するマイルズ。
ある日、神を名乗るアカウントからFacebookの友達申請が来る。
マイルズが根負けして承認すると、偶然とは思えない不思議な出来事に巻き込まれていく。神は存在するのか?
と言うような話だった。
「そんなん、ありえへんやろ~」と突っ込みながら、
フライト中ずっと見てしまった。
何かにつけ、Oh my god、オーマイガーと言っているアメリカ人に無神論者がいるなんて。
そして(うろ覚えだけど)そうなったキッカケは、母親をティーンの時に亡くしたからだったと思う。
自分と重なるものがあった。
やっぱり余りに理不尽な経験をしたら、神様なんていないって思うんだ!
洋の東西を問わず…
そのことだけで、少し心が軽くなった。
もしかしたら、それが大いなる発見だったのかも知れない。
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