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音声メディアを愛しすぎた結果、気づいたらプラットフォームを作る人になっていた話
タイトルをつけるのってむずかしいですよね。
これはいわゆる入社エントリというやつです。
はじめまして、2021年12月1日より株式会社Voicyでバックエンドエンジニアとして働いている、せんちゃんこと千田です。
Voicyって?
Voicyの現在のメインの事業は、各業界のトップを走るパーソナリティーが声で「人」を届ける音声配信プラットフォームです。とても簡単に言えば、インターネットで聴けるラジオのようなサービスです。
まずはさくっとウェブで聴いてみてください。
どの放送から聴けばいいか迷われる方は、以下がぼくのおすすめ放送です。Voicyは学び系のコンテンツが多いのですが、こちらの書道家、武田双雲先生の放送は聴くだけで元気になれる内容になっています。
いくつか聴いて気に入ってくださった方は、ぜひアプリもインストールしてみてください! voicy.jp にApp Store/Google Play Storeへのリンクがあります。
それでは、本題に進みましょう。
何から書いていこうか。
ヘビーリスナーになるまで
Voicyを知ったのは2018年の頭頃でした。Voicyの歴史に詳しい方にはお馴染みの、いわゆるはあちゅう砲のタイミングです。ただ、それ以来ずっと聴いてはいなくて、アプリはスマホの画面の隅っこで眠っていました。
それから3年ほど経って2021年1月の下旬、あれがやってきました。
そうです、Clubhouseです。
一瞬にして音声の時代がやってきました。
Clubhouseの登場により、音声という体験の素晴らしさを実感した人はたくさんいたと思います。しかし、リアルタイムでしか聴けない & おもしろい話がいつ始まるかわからないというのはすごくハードで、世界中が寝不足になっていたと思います。自分もそのひとりです。
そんな折に思い出したのがVoicy。
早速開いてログインしようとしてみるも2018年当時のアカウント情報を思い出せるはずもなく、新しくアカウントを作って聴き始めたのがおそらく2月ごろです。
すみません、このあたりで謝っておきます。音声メディアを愛しすぎたとか言いつつ、自分は「にわかリスナー」です。笑
ただ、にわかを馬鹿にしてはいけません。誰でも初めはにわかなのです。新規参入者を歓迎しない業界に未来はありません。そういう人たちがあってこそファンの数は増えていくのです。(開き直り)
話がそれましたが、それ以降自分の人生は驚くほど大きく変わりました。
日常のほとんどのながら時間にVoicyやpodcastといった音声コンテンツが浸透していきました。
起きた瞬間からVoicyを再生し、朝の支度中も通勤中もずっと音声を聴き続ける。帰り道も歩きながら聴き、帰ってきてからもご飯を作りながら、ご飯を食べながら、食器を洗いながら音声を聴き続ける。そんな生活をするようになりました。
今年のVoicyの総再生時間は1200時間を超えており、先輩エンジニアの方には「入社できてなかったらストーカーだったよね」と言われましたw
「入社できてなかったらもはやストーカーだった」認定いただいた
— せんちゃん | Voicy (@kokisenda) December 22, 2021
褒め言葉と受け取っておきます!! pic.twitter.com/K2cvE608Wc
さて、この段階ではただのヘビーリスナーなわけで。ここからは、どうしてそこから入社に至ったのかを書いていきます。
入社までの話
自分は学生時代に音声に関する研究をしていました。ざっくり言えば「音声」と「AI」の技術を掛け合わせ、人間のように話したり歌ったりする機械の実現を目指した研究です。
当時の研究内容を紹介するような記事を先日 Voicy Advent Calendar 2021 に投稿しています。興味を持ってくださった方はこちらもご覧ください。
そんな経緯もあり、VoicyやPodcastなどを聴き始める前から音声自体に関する興味は強い方だったと思います。
しかしながら、卒業後は音声とは関係ない分野でエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。それが2020年4月です。新型コロナウイルスがちょうど流行り始めた時期で、入社初日からフルリモートでした。こちらが前職になります。
率直に言って、前職は良い職場でした。基本的には定時に業務を終了できましたし、「この日に休みたいです」と言えば休めないことなどまずありませんでした。上司に叱責されるようなこともなければ、給与も申し分ない。
控えめに言ってもホワイトです。
ただ、ずっとフルリモートで日々過ごす中で、心身に不調を感じた時期もあったことや、自分の担当するサービスを100%愛することができなかったことなどから、なんとなく霧の中を歩いているかのような感覚がありました。
外から見れば全く悪いところなんてないとも言える状況であったものの、漠然とこのままではいけないという思いを持っていたわけです。
(日本の “オトナ” は仕事は仕事と割り切って生きている人が多いように感じますが、困ったことに自分にはその力が足りませんでした。)
このような状況で、自分が1番好きなものは何か?誰に言われるでもなく大量の時間を投下していることは何か?と内省した結果、自ずとそれは音声だろうという結論に至りました。
Voicyでは、たいろーさんからテック系スタートアップの世界を、澤円さんからは自己肯定感が高まる多くの言葉を、イケハヤさんから世界の最先端のトレンドを追いかける楽しさを、ちきりんさんからこの社会の見方を、Voicy代表緒方さんから音声に対する熱い思いを学び/受け取りました。
Podcastについても、コテンラジオ、みんなの才能研究所、新型オトナウィルス、超相対性理論などの放送を聴く中で、自分の考え方の軸を根幹から揺るがすような体験を何度もしました。
(まだまだここに書ききれていない方々からも多くのことを学びました。全ては書ききれず申し訳ありません。何かを選ぶというのは同時に他の何かを選ばないということになってしまうことが心苦しいなと思います。)
このように、いろいろな方の放送に背中を押してもらい、Voicyの門を叩きました。
1か月間で感じたこと
Voicyのオフィスは「学祭前夜の教室」のように感じています。笑
しかもメンバーは「驚くほど良い人揃い」です。
Voicyは既存のパイを取り合うのではなく、この社会に全く存在していなかった価値を生み出すことを目指しています。上記の表現は、このような大きな挑戦にも一丸となって前向きに向かっていけるような雰囲気をイメージしています。
ひとつ違う点をあげるとすれば、それは全員がプロ意識を持っているというところです。難しいことがあってもポジティブに考え、できる限り楽しみながらどうにかしてやり切ろうというマインドセットを持ったメンバーなので、安心して全力を出せる環境だと強く感じます。
入社後、学生時代の研究の経験からVoicy内でちょくちょく「音声の専門家」と呼んでいただけるようになりました。「全然そんなことないですよ… めちゃくちゃ恐れ多いです… 」と感じつつも、その期待に応えたい気持ちもあり身の引き締まる思いです。現段階で自分の貢献はまだまだ小さいものですが、これからより一層がんばっていきます。
音声で未来をつくろう。
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