ネットで服を買うときの基本の「き」

ファッション業界でも美容業界でもないところで働いているただのOLですが、ついついストレス溜まっている夜中などにとち狂ってネットで服を爆買いしてしまうことがあるので、自戒を込めて、ECとの上手な付き合い方をまとめてみました。(基本の「き」というか、もはや常識がある人なら当たり前のことかもしれません…。)

これを守っていればECで大失敗することはないかと…

私が最も注意している点は以下の4つです。

少なくとも自分のスリーサイズはメジャーで測って必ず把握

お部屋の家具を買うときに採寸するのと同じように、当たり前ですが、少なくともだいたいのバスト、ウエスト、ヒップのサイズは、メジャー(お裁縫箱に入っている柔らかいやつ)で測ります。

他にも身ごろや肩幅も測れたらベストですが、自分一人では測りづらいので、私は諦めています(バストの大きさで身ごろが左右されることも結構多いためあまり気にしていません。)。
また、肩幅や身ごろのサイズ感、シェイプが大事になってくるジャケットやカッティングシャツについては、私は殆ど店頭でしか買わないようにしています(ジャケットとシャツは本当に難しい…。)。

どんなECサイトでもスリーサイズの表記はほぼ必ず書いてあるので、それと比べて必ず自分のスリーサイズより大きいものを買っていれば、後から調整が利きます。
サイズで見栄を張らない!迷ったら大きいサイズを買います。
サイズで見栄を張るのは買う一瞬、「ぽち」っと購入ボタンを押すときのみ。他の誰にもわかりゃしません。
また、一旦封を破った後は、特に着心地に問題が無ければ、次に洗濯するときに「これSサイズ(私って細い!)」「これはMサイズ(太ったわ~)」なんていちいち考えることはありません。
むしろ本当におしゃれな人は大き目のサイズを敢えて買って服の「ゆとり」でおしゃれ見せしたりします。
ぱつぱつで肉を拾っているものほど見苦しいものはありません。(自戒を込めて!)

ただ、スリーサイズを合わせてもなお微妙なものは必ずあります。
私はバストが大きいので、バストに合わせると、ウエストや身ごろ、腕周りがだぶついてしまうだろうなということがサイズ表記を比較した時点で買う前にわかるものもあります(特にワンピース。)。
それでも買って後でお直しに出すか、そこで諦めるかはそのお洋服をどれだけ気に入ったか次第ですかね。

必ずスタッフスタイリングの写真をチェック

最近は、日本のファッションECサイトであれば、携帯で下のほうまでスクロールすると、モデルさんの写真とは別に、ほぼ必ず、その商品に関するスタッフさんたちのコーディネート写真が何枚も掲載されています。

このメリットは、誤解を恐れずに言えば、一般人がその服を着たらどう見えるか、と客観視できることにあります。
(恐らくこの記事を読んでいる方の99.9%の方がモデルさんより一般人よりの体型をしていると思うのでね。)

モデルさんの写真は、プロのスタイリストさんやらカメラマンさんやらが総動員されて撮影されているものなので、光の加減とかメイクとかも完璧です。
その結果、「素敵!」って盛り上がった自分の気持ちが服そのものの可愛さに対するときめきなのか、モデルさんの美しさに対するときめきなのかわからなくなります。
そこで一般の方の写真を見ると、燃え上がったときめきを一旦冷静に落ち着かせる効果があると思うのです。

それから、スタッフスタイリングの写真だと、普通の照明の下での服の色味や形もわかって良いですよ。

また、スタッフさんたちと一般人の違いは、そのおしゃれ感度にあるので、欲しい商品の上手なコーディネートの仕方、着回しの仕方とかもスタッフさんたちからたくさん学べてとてもありがたいです。

最近はスタッフさんの身長、年齢、ときには骨格ベース、肌色でソートも掛けられます(私は使わないけど。)。

商品の色味に惹かれて買うときは要注意

前述のとおり、モデルの写真は、照明を絶妙に良い加減にして撮影されていたり、また、海外の安っぽいECサイトだと詐欺レベルに合成かけてたりもするので、その商品を買う一番の理由が「色が素敵だから」のときは要注意。(自戒を込めて!私、色が素敵なものに惹かれる傾向にあるのですよ…。)

日本のサイトであれば、繰り返しになりますが、スタッフスタイリングの写真は必ず確認して、室内照明での見え方を複数確認します。

もし店舗があるお店なら、ネットでは商品の目星だけつけて、店舗に行って検討したほうが無難です。

素材は手持ちの服と比較して確認(特に白のボトムス!)

ECサイトにほぼ必ず素材の記載があると思うので、手持ちの服で同じような素材の割合で作られているものがあれば、手触り感や手入れのしやすさなどを確認します。

白色に限った話ではありませんが、ボトムスの場合は、透け感がどれくらいなのか、手元の商品で確認できるとなお良しです。

下着が透けるのは言語道断ですが、私はわりとポケットが透けてしまうのも嫌なので、ECで買った商品が手元に届いてからポケットの透け感がわかり、何度かお直しでポケットを取ってもらったことがあります。

心構え(それでも失敗してしまったら)

テイラーメイドではなく、量産品の製品を買っている限り、自分に完璧にフィットする服などないとある程度の割り切りが必要です。

その上で明らかにぶかぶかだったり、どうしても着るのを躊躇ってしまう要素があるのであれば、私の場合、家の近くのお直し屋さんに出します。

プチプラだと、洋服代よりもお直し代のほうが高くつくこともありますが、そこまでして着たい服だと思えるか、勉強代だと思ってその服を諦めるかは判断が必要です。

潔く手放すことが躊躇われる、何万円もする服を買った場合、お直しはもちろん、ありとあらゆるコーディネートをネットや雑誌で検索して、とにかく着こなしてやるという意気込みも大切かと思います。

参考になれば幸いです!

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