慶應義塾大学、併願作戦!

私立大学で最強の就職実績を誇る慶應義塾大学は、東大や一橋大学ほど難しくはない。しかし、問題にかなりクセがあるため、併願作戦には注意が必要だ。オススメの併願パターンを解説する。ちなみに、慶應が第一志望の場合は、古文漢文よりも小論文に注力するべきだ。

経済A、商A

数学ができるならばこれが一番オススメだ。しかし、英語のほうが配点は高いため、英語と数学を両方得意にしておく必要がある。商学部は唯一、地理を選択可能だ。経済は英語で自由英作文が出るため、英検などで鍛える必要がある。SFCも併願しても良いが、小論文が鬼畜の難しさなので、やめたほうがいい。東大文系・一橋大学の滑り止め、理系崩れの人には一番良い併願パターンである。

法、文、経済B

法学部はカルトじみた英単語(英検1級レベル)や世界史日本史のオタク問題のオンパレードであるため、私立文系の最難関だと思う。昔は早稲田政経もそうだったが、今は国公立に似た試験に変わったため、慶應法が私立文系カルト試験の最難関だ。法は受かればラッキーくらいに考えて、文と経済に集中したほうがいい。文学部は慶應文系で一番簡単なので、ここを落とすとあとがない。経済の歴史は論述対策が必須だ。ちなみに、商Bは数学チックな問題が出るため、数学のセンスがないと落ちる。私立文系専願の人は避けるべき。
※慶應法学部は、2025年度より、歴史で論述を出題すると予告している。注意が必要だ。経済Bとの相性が良くなるだろう。

SFC二学部

総合政策、環境情報は、英語もしくは数学がとびきりできて、あとは小論文が得意ならば合格できる。英語を選ぶほうがよいだろう。数学は当日のパフォーマンスに左右されてしまう。小論文は、過去問は全て取り組み、出題予想を塾・予備校の先生と真剣に取り組むべきだ。ある意味、私立文系では慶應法と同じくらい難しい。カルトクイズの慶應法と、小論文の鬼SFC。読書量を増やし、その内容を分析して作文するクセをつけよう。また、経済や社会、科学技術など幅広く興味を持ち、データを分析できるようにしたい。

番外編 看護医療、薬

数学と化学が得意ならば、薬学部を受けても良い。文系よりも入学後の学業は大変だが「慶應ならばどこでもいい」ならば、これも選択肢だ。就職も良い。併願は経済Aだろう。看護医療はさすがにどうかと思うが。看護医療は、そういう慶應ならばどこでもOKな人を落とすために面接試験もある。
※訂正 今は薬学部は数学ⅢCまで求められるため、文系では受験できないようだ。

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