AIでも当面は医師・弁護士・公認会計士は失業しない!

AIが発達しても、当面のところは医師・弁護士・公認会計士は失業しないと考えている。その理由を説明したい。

資格独占職の持つ権威性

医師・弁護士・公認会計士は、権威性がある。「AIに聞いたら、この健康法が良いらしい」「AIに聞いたら、この法律に違反しているらしい」などと言ったところで、公的には何ら効力を持たない。しかし、医師の診断書や、弁護士の意見書、公認会計士の監査結果は、公的な影響力がある。もし、これらの文書に背いた言動をとれば、社会的に制裁が加えられる場合がある。AIに聞いた素人の意見とは影響力が全く異なるのだ。まだ、AIは社会的に権威性を得るほどにはなっていない。

人手不足傾向

資格専門職は、人手不足の傾向がある。医師は地方で足りない。公認会計士は監査法人よりももっと年収の高い投資ファンドやベンチャーCFOに流れる。そのため、AIで多少は効率化できても、資格専門職が失業するほどにはならないと予想する。

法廷でAIは使えない

現状の裁判では、検事や弁護士が集めた証拠は効力を持つが、AIの作成文書は効力を持たない。検事や弁護士が集めた証拠と、その証拠をもとにした弁論が全てだ。よって、裁判で活躍する検事や弁護士は失業しない。

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