在宅勤務のためにやったこと - ON編
私は2020年3月末から、完全に在宅勤務に移行しました。
在宅での仕事を快適に行うために準備したことと、これからやろうとしていることをまとめてみます。
同じような環境変化と考え方の変化がある方に参考になれば幸いです。
1. 在宅以前の仕事環境と考え方
様々な場所で仕事をすることがあるため、「仕事で使う道具の条件変化を極力小さくする」ことを優先していました。
・A拠点はノートPC+デュアルディスプレイ + 外付けキーボード
・B拠点はノートPCのみ
などの違いがあると、その拠点で用意している条件に合わせて、自分の動き方を微調整をしなければならず、ストレスに感じることがあったためです。
在宅勤務以前(〜2020年2月)は、平日の大半はクライアント先に常駐し、残りは自社オフィスまたは自宅やカフェで仕事をする、という毎日を送っていました。
上記の図における「クライアントオフィス」は、複数拠点のこともあります。
全ての環境で、使う道具を完全に統一するためには、
・全ての場所に同じ物を置く
・全ての場所に同じ物を持ち運ぶ
の二択か、その折衷案をとるか、ということになります。
私は後者を選択し、なるべく持ち運ぶものも最小限になるように努めていました。そのため、
・外付けディスプレイ、キーボード、マウスは使わない
・有線デバイスではなく無線デバイスを使う
・なるべく紙も使わず、全てデジタルデータで保管する。手書きは iPad + Apple Pencil で代用
といった方針で仕事をしていました。
2. 3月〜4月の環境変化と、考え方の見直し
2020年3月に入ると、COVID-19 感染拡大に伴い、クライアントと自社の勤務状況に変化が現れ始めました。
3月は自社オフィスで半分以上の時間を過ごしていました。自社オフィスはフリーアドレスなのですが、外付けディスプレイが配置されている場所を好んで使っていました。やはりデュアルディスプレイは生産性上がるな…と改めて感じ始めたのがこのです。
さらに3月末になると、「東京がロックダウンされるのでは?」「緊急事態宣言が発出されるのでは?」というシナリオが濃厚になり、自社でも原則として在宅勤務に移行する決断がなされました。
自分自身がマネージャーの職位であることと、家族と同居していることを考慮し、このタイミングで 100% 在宅で仕事をすることを決意しました。
さらに在宅で仕事をし始めて数日がたった頃、この状況が長引くことを前提に、積極的な準備をした方が良いかもしれないと考え始めます。格好良く言うと、ホームオフィスの整備への投資対効果を認めた、なんですが、もう少し快適に仕事ができるといいなあ、という程度の想いでした。
3. 具体的にどのあたりが課題になったのか
在宅で仕事をしていて感じた課題や改善余地を感じたのはこの辺り。
1. 作業効率全般
a. 画面が狭い → やはりデュアル以上のディスプレイにしたい
b. 自分のToDOや備忘録 → 散らばらないならやはり紙は便利
2. オンライン会議の生産性を上げたい
a. どうも画面に写っている自分の顔が暗い。初対面の人への印象が悪そう → 照明やビデオデバイスの改善余地あり
b. ヘッドセットで音声を聞いていると、ノイズが気になる → マイク周りのアップデート余地あり
まずは、即効性の高いディスプレイ、紙、照明から手をつけることにしました。マイクとビデオデバイスは沼になることが間違い無いので後回し。
4. アイテムを整え始める
ディスプレイも曲面だったり縦型だったり選択肢はあるものの、
・それなりに名のしれたメーカー
・4K, HDR
・VESAマウント
・発注時点でさっさと届きそう
といった条件で絞り、BenQ EL2870U を選びました。ベゼルはやや厚めですが、リビング置くデバイスでは無いので重視せず。
在宅で Slack などのチャット頻度が上がったこともあり、画面のワークスペースが広がったことは生産性向上にダイレクトに寄与しています。
続いて自撮りライト。
・可変アームがセットになっている
・色温度と光量の変更が可能
・せいぜい3,000円くらい
を条件にえいやっとセレクト。
見るからに画面に写っている自分の顔色がよくなったので投資対効果はバツグン。妻も会社の人とのビデオ通話で使ってみて「これいいね」と言っていました。
今選ぶなら二灯のこちらでもよかったかも。
おまけで紙。やはり 方眼プロジェクトペーパーは良いですね。
5. これから揃えようと思っているもの
マイク。USB のダイナミックマイクで、アームつきのもの。
キャプチャーボード。ビデオの品質をさらに上げるために、一眼レフのビデオデバイス化をやろうと思っています。
大前提として、この状況が一刻も早く収束することを、国民としても仕事人としても親としても心から望んでいますが、自分の持ち場での成果を大きくするための工夫は続けていきたいと思っています。
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