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旅の記憶 バラナシのDiwali
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Happy Diwali to you all
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2022/10/25
新月を迎え新たな日が始まって
初めてのインド🇮🇳旅のことを思い出す
ちょっと長いけど
思い返した日々が懐かしかったので
旅記録
すんごく昔だから曖昧な記憶を辿ってみる
初めてのインドは長男がお腹に宿る前で
よくよく数えたら12年も前だった
その頃もちょうどディワリの季節だったんだ
4時間以上遅れた列車に乗ってバラナシに着いた
バックパッカーの聖地と言われたバラナシは旅のルートにマストだった
駅を出た途端10人くらいのインド人に囲まれ
どこに行く
誰のリキシャに乗るんだ
俺に乗れ、一番安い
みたいなことを一斉に言われる
ほんとうるさい と思った
一番控えめだったから安心そうかなと思って
おっとりそうな人のリキシャに乗った
もちろん価格交渉を先にして、行き先も何度も確認した
なのに結局、やっぱり、目的地にはつかない
値段も高く言ってくる
Uberで気楽に移動できるようになった今となっては笑い話な
インド旅の醍醐味だけど毎度となると本当に疲れ果ててしまう
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寄り道をしつつようやく辿り着いたのは
久美子ゲストハウス
日本人の久美子さんの営む安宿
バックパッカーだったから
いかに安く、いかに値切って賢く旅をするかがカッコいいと思っていた私たちは
200ルピーくらいの宿を選んで泊まっていた
久美子ゲストハウスは
日本語が聞こえてくる安心感が心地よく
ルーフトップでは世界各地の旅人たちがギターを奏で
たいこをたたき
その傍で読書をしたまま眠りに落ちている
私たちもよく屋上で過ごしては
目の前に流れるガンガーを眺め
遠くから聞こえるクラクションと人の声
インドの喧騒を味わっていた
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夕暮れ時にはガートから祈りの声が聞こえてくる
朝が来るとけたたましい音と共に起こされる
ゲストハウスのご飯係のインドの女性が
階段下のリビングから
フライパンをおたまでカンカンと打ち鳴らし
good morning everyoneーーーー!
と叫ぶのだ
これで寝てられるのはかなりの強者
パワフルだけどキュートな彼女のご飯は素朴でシンプルでおいしかった
サラダもチャイもあったしね
バラナシについて何日が過ぎたのか
街に賑わいが増してきた
あちこちにある小さな商店では
たくさんの人が群がっている
商店の売り手は少年だ
群がりに混じると
みんな花火を選んでいた
うちの末娘くらいの小さな子までも
そのちっちゃな手に握りしめたお金で
花火を慎重に、嬉しそうに
あれこれ買っていた
Diwaliシーズンの始まりだった
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夕方頃、ガンガー沿を歩くと
10歳前後の少年たちが花火で遊んでいた
まさとも混ざって一緒に遊び出した
一番年上と思える少年がニヤリとした顔で
大きな花火を持ち出してきた
なんか凄いのでてきたぞ!とみんなが花火を取り囲み、少年が火をつける
どーん!!!!
花火というより爆発に近い音共に
一番小さな5歳くらいの子が爆風で軽く飛ばされ尻もちをついた
みると地面が30センチぐらいえぐれている
花火のレベルではない
インドは花火までもがすごいのか!と
笑いながらひとしきりこどもたちとの遊びを楽しんだあと
宿に戻った
静かなガンガーを眺め
ゆったりと過ごして明日を迎えるために横になる
程なくして
どこからともなく、パンパンと銃声にも似た音が聞こえてきた
それもかなり近くで
つい先日バラナシのガートでテロがあったばかりだった
まさか、、と不安になり外を見ると
またぱんぱんと音が聞こえる
銃声にもにたその音の後に続くのは
子どもの笑い声
もう22時は過ぎようという時間だというのに
子どもたちがあちこちで買い占めた花火をまだたのしんでいたのだ
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それがもう、
22時を過ぎ24時を過ぎ2時を過ぎても終わることはなく
寝かせてなんてくれなかったのだ
これがDiwaliシーズンの幕開けだった
毎年インドでは花火のやり過ぎで大気汚染が深刻
特に大都市では酷すぎてその時期に他の地域へ避難する人がいるほど
それほどみんなが花火をするわけで
大人も子どもも、無礼公。
一年で一番大きな祭りであるこの時期だけは
みんなが盛大に、とことん祝うのだ
光が皆に降り注ぐようにと
街中がイルミネーションでキラキラに飾られ
鳴り止まぬ花火の音に慣れてきた頃
私たちはバスに乗りネパールへと向かった
長かったなー
いつかまたネパール編も
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