自分を認めて受けとめる

✩働きたい気持ちは忘れない

最近、仕事で若年性認知症の方を
担当することになりました

60歳の男性で働きたい希望がある

別のことで入院して
頭部MRIの検査で脳の萎縮がわかり

若年性アルツハイマー型認知症と診断
されました

さっき言ったことを忘れる中でも

働きたいという願望があります
その気持ちは忘れていないのです

私のお父さんも
働きに行ってくると言って
デイサービスに行っていました

男性＝仕事

そこに男女差はないと思いますが
ある程度、上の年齢の方は特に
男性＝仕事が強く残っています

働かざる者食うべからず
そんな言葉も当てはまるような
働くことに厳しいイメージがあります

✩男性は趣味がない

よく聞く言葉です

趣味持っとかな定年したらどうするん？？
って言ってるのをよく聞きます笑

だいたい60歳、70歳以上の男性かな〜
ずっと仕事一筋で頑張ってきて
家庭も放ったらかしの男性もいるかもしれません

定年後、何をしたらいいかわからない

人付き合いもない

そんな方はこの先どうしたらいいのか

家族にも無視されたら

もう引きこもってしまいますね

そこから鬱や認知症になる可能性もあります

それを自業自得と言ってしまうのか

それぞれの立場に
それぞれの感情に
それぞれの環境に

それぞれがそれぞれ思うことは
あると思います

だからそれはそれで否定はしないし
否定できるものではないです

だったら認知症になった人の
今までの人生も否定できない
と思うわけです

自業自得で認知症になるわけがないから

✩理由はあるはず

病気によるけれど
普段から飲み過ぎとか食べ過ぎとか
自分の体を大事にしない生活
を送っていると

病気になることもあります

だいたいの原因はわかると思います

中には何でこの病気になるのかわからない

理由もなく一瞬で
見えてた世界が変わることもあります

もうそれは
受け止められなくても当たり前

だって今までの生活が今から送れなくなりますよ
って言われて
あぁーそうですか、仕方ないですね

ってすぐに受け止められる人がどれだけいるか
私は無理です


ただ
その時は受け止められないかもしれない

でもその受け止められない自分を受けとめる

とにかく自分を自分で受けとめてあげる

そのマイナスな気持ちを受け止め
認めて、愛してあげる

まずは自分から

自分の気持ちは自分でしか消化できない

受け止めてあげられない

自分が受け止められたからこそ
相手も受け止められるもの

周りも受け止めてくれる

誰のせいでもなく
罰で病気になるわけではないから

なにか無理やりにでも理由をつけないと
受け止めきれないこともあるよね

それもすごくわかります

受け止めるのは
受け止められない自分の気持ち

とりあえず
それだけ認めて受け止めて

何も間違っていないから