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世界中の億万長者がたどりつく心の授業

億万長者という言葉に惑わされずに、リーダーが持つべき心構えとして読むととても良い本なのではないかと私は思う。


私がこの本から学んだことは2つ。

一つは、私はこんなに組織に尽くしている、部下を思っているのに

他の人たちはなぜ尽くしてくれない?

課題は与えている、部下がやってくれれば、あの人がやってくれれば

そうした感情は全て自分本意の感情であり、対立を招き、お互いを尊重し会えないものになってしまうということだ。

これを変えるためには、全体は一つでつながっていると認識すること。

皆さんも経験があると思うが、職場に一人、ネガティブな人がいると

嫌な雰囲気、その人のネガティブに同調するか、そのネガティブな人には

できるだけ関わりたくないと言った雰囲気が流れるかのどちらかになる。

どちらも組織に良いエネルギーを生み出すものではないことは明らかだと思う。


反対にいつも笑顔で、楽しい話をしてくれる人の周りには自然に人、笑顔が集まる。そして明るいエネルギーに満ち溢れる。それは皆さんも経験があると思うし、そうした人と付き合いたいと思うだろう。


つまり人と人は繋がろうとしなくても、つながっているのだと著者は言っている。

部下に話しかける時、自分と相手の心はつながっていることを考慮することが大切だと著者は言ってる。

心に苛立ち、責め立てようとしている、焦り、そうしたことは話す前から伝わっている。


もしあなたが、イライラしていて、焦っていて、自分を服従させようとしているよな人から話しかけられたいだろうか、

そんな高圧的な人の話を理解しようと思うだろうか。


人間の防衛本能として、関わるのをやめようと思うのが普通である。


まず自分が冷静になる。焦り、苛立ちは相手に伝わることを認識する。

反対に幸福感、自己肯定感、というポジティブな感情も相手に伝わる。

このポジティブな感情を心に持って話しかけることが大事だと感じる。

その後は相手を理解する。相手を理解しなければ、組織全体のつながりから生まれる目標や組織倫理を設定できない。

そして目標に全体が一つになり向かっていく。


読んでもらってわかると思うが、常識である。誰もが知っているしわかっていることだが、私の経験の中で、冷静さを失ってしまうと反対の言動をしてしまう。

締め切りが近いとか、業務時間が足りてないとか、焦った時に出やすい。

たった一つの言動で信頼を失うことになる。


あなたに時間がない時、周りの人が助けてくれるかどうかは

日々どういうエネルギーを心にもち、それを周りの人に与えていたか

これに尽きるのではないかと感じている。


文量はそんなに多くないので、ぜひこの期間に読むのも良いのではないだろうか。

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