『最強の黒騎士、戦闘メイドに転職しました』(原作:百門一新/作画:風華チルヲ)5巻!ついに物語は核心に近づく!?
はい、いつものコミックス紹介。
発売から時間が経つのはいつものこと。
ここが週一更新なので、1週間に4冊買ったら、紹介するのに1ヶ月かかってしまうという体たらくだけど、お付き合いいただけたら。
さてさて。この作品、タイトルだけ見ると「よくある転生モノ、tsモノ」だと思われそうですが、さにあらず。
異世界転生ではなく、同世界内での転生で、最強の黒騎士オブライトが不慮の死を遂げ、なぜか少女マリアに転生してしまい、かつての記憶の戦闘能力を活かして、王室の護衛役の戦闘メイドに納まった。しかし王宮内には様々な問題があり、マリアはその渦中に巻き込まれ、かつての仲間たちと再会を果たし……。
と、多分にミステリー要素を含んだ、”異世界転生ミステリー”だったりするのだ。
前回、4巻もこちらで紹介したけど、今回の5巻ではいよいよ、物語の核心に迫る。
”かつての最強黒騎士オブライトがなぜ死んだのか?”
どうやらその黒幕の名前が浮かび上がりつつある。
風華チルヲ先生といえばコメディタッチの作品や、やらかし関連のものが多いが、シリアスに締めるところは締める方。(と信じていますよ?)
原作の小説は未読です。
今回の見所はとうとうマリアの正体……というか中身(?)がオブライトだということがかつての親友ジーンにはバレてしまう。
それまで、うっすらと「オブライトと似ている?」とかつての仲間たちに違和感を覚えさせる場面はあったが、そこはさすが親友。
一目見て看破したのだ。
姿形は違えど魂の有り様によって、親友を見紛うはずもない! という友情がなんとも美しいではないか!
まぁ、チル先生のシリアスは何ページも保たないんだけどね。
ところが、さらに物語は黒騎士オブライトの死の真相に迫っていくことに?
望む望まないにかかわらず前世の事象が自身を追い立てる。
それに正面から相対することを決意したマリア(オブライト)はその真実に辿り着くことが出来るのか?
独特の軽いタッチで描かれる異世界の群像ミステリー。
風華チルヲ先生のマンガが好きで読み始めた作品だけど、なかなか味わい深く、いずれ小説も読んでみたい。
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