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Hedging in Writing

この本は基本スキルの習得に特化していますが,いちおう大学受験生用なので,実際の入試で知っておいた方がいいけれどもこの本には書いていない失点を防ぐ方法を書いておきます.

誰しも自分の偏狭(へんきょう)な思考から,勝手な決めつけをしてしまうことがあります.当然ぼくにもあるでしょう.ただ,ライティング答案で明らかに「若者は〜」「日本人は〜」「海外では〜」を言いきりで書いてしまうのはものすごく危険です.でなぜ書いてしまうのかというと,自分の知っている世界が狭すぎることとおよび,自分が書いたライティング答案を読む人が自分と同じ世界観・常識をもっていると勘違いするからです.

自由英作文の採点をする人には当然,日本人で日本語ネイティヴの大学教員もいるでしょうが,そうでない人もいます.最近では,日本に長く住んでいるアメリカ人やイギリス人などの英語ネイティヴではない人も採点している可能性があります.

場合によっては内容そのものがダメな場合もありますが,hedging(表現を和らげること)を行なうだけで改善される問題もあります.比較的誰でもできる方法はこれだけあります.

①many/ a large number of/… 限定詞(あるいは想定語句)をつける
②generally/for the most partなどの副詞(相当語句)をつける
③動詞の現在形での言い切りをやめて,could/can/might/may/…など助動詞を前につける
④tend to do sthなどの表現を使う


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